ISBN:4344400046 文庫 恩田 陸 幻冬舎 ¥440

パニック映画というのでしょうか?
主人公が船に閉じ込められるとか
暴走する列車に閉じ込められるとか
ゲリラに拘束されてピンチとか。
この手のジャンル、だめ、なんです。

命がぎりぎりのラインで保たれている
というか、ジャングルに迷い込んで
ライオンとか獣の声が不気味に聞こえる…
なんて状況、耐えれません。

なのに。
この本。
「上と外」って一見なんのこっちゃ?
的題名ですが、読み終わるころには
「なるほどな〜」という仕組み。

それも一組の登場人物が命ぎりぎりの
ラインではなくもう一組もぎりぎりって
ことでどっちに転んでも「え〜〜どうなるの?」
要素がいっぱいで正直、終わるまでどきどき
の連続でした。
(お陰できりがいいトコまで読んだので
夜中の2時まで起きる羽目に…)

世界地図片手にお読みください。

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