ISBN:4120034267 新書 恩田 陸 中央公論新社 ¥500

予約していたのがやっと借りれた。

読後感は一言で「え、コレで終わり?」
です。

理数系言語で書かれた訳でもないし
文系だったのだけれど「物足りなさ」感が
めっちゃある。

幼女がするにしては無理な設定だな
と思っていたら最後にモノローグがあって
一応の「オチ」はあって、「強引」な
幕引き展開。

ただコレを「ミステリー」に位置づけたら
「不発」ってことになるけど
「少女達が過ごしたひと夏の経験」
といった青春物として捕らえたら
めちゃ、みずみずしさのある作品になる。

最後にストン!と落ちるような読後感のある
作品を作り出さないところに、直木賞から
遠ざかる結果になるんだろうな。

賞を取るのだったら誰が読んでも
単純に理解できる作品の方がいいかも。

とはいえ、最近の芥川賞なんて
ちいいいいいいっとも世代ギャップで
ついていけないけどね。

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