ホストの女房

2007年5月21日 読書
ISBN:4309017339 単行本 愛田 朱美 河出書房新社 2005/09 ¥1,365

「愛田観光」なんて社名だからバスの会社かと
思っていたら「ホスト」の会社だったとは…

それにしても今で言えば完全な「セレブ」の
家庭(家柄)に育ったお嬢様(奥様)が
よくもまあ、ホストと言う人種と上手く行ったなあ〜〜
と思う。

とはいえ、旦那さんは奥様を大切にしているし
奥様は旦那さんを立てているのが文面から
ひしひしと伝わるし。
全く相容れない人種が違うといっても良いほど
育ちが違うのに上手く行っているのは本当に
うらやましい。

よく「家柄の違い」が溝のできる原因と言われるけど
奥様はきっと旦那さまにさり気な〜〜くリードして
「そんなことしたら笑われるよ」って教育しているのが
目に浮かぶ。

結婚してからぞろぞろと「隠し子」というか
別の女が産んだ子供が出てきても
さっさと認めて自分のファミリーにしてしまうところが
この会社が「儲かって」いる証拠だろうなあ。

信頼しあっている夫婦ってうらやましいです。

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