ISBN:4488017193 単行本(ソフトカバー) 桜庭 一樹 東京創元社 2005/09/22 ¥1,470

少女だけでは無いでしょう。
「さつじんしゃ」と言うものが似合う人なんて
いないでしょう、と突っ込んではいけないんでしょうなあ…

感想を書く前に他の人が書いたレビューを
珍しく読んでみましたが、う〜〜〜〜
年取ったからでしょうか、他の人(多分若い人)が
持つ「主人公に対する同感、同調」がなかった…

むしろ「ママ」や「義父」の方が分かる。
働きたくても体が不自由になった苛立ちを
自分自身でも持て余しているのに
義理の娘から「人間のくず!」と言われる
辛さ…
まあ、そんな旦那を放置せざるを得ない
ママもつらいんだけどね。
幸せになりたいのに結婚に2度も失敗すりゃあ。
なまじ「美人」と言われる部類の女が魚を扱う
パートなんてやってられねえ、違う、これは
私の本当の姿じゃない、こんなはずでは…てね。

それにしても最終武器の「バルトアックス」なる
武器。そんなに簡単に手に入り、殺傷能力が在るものが
単なるお土産やさんに売っている物なのか?
なんでそんな目立つ物を生徒が買って持っているのに
引率の教師は注意しないんだ???

そんなどっちでもいいことの方が気になったのであった。

少女達の視野の狭い、でも世界は自分達の物って
単純に思える独特の感性について行けない自分がいる。

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