ISBN:4163255109 単行本 加納 朋子 文藝春秋 2006/11 ¥1,600
全て関連の無い、純粋な短編集。
表題の「モノレールねこ」はでぶっちょ猫に
首輪がついたのが縁で文通する話。
タカキの正体はすぐにわかったけど
サトルにはわからないものかな?
一番ラストの「バルタン最後の日」が
一番好きだった。
何気なく捕まえられて、飼われる事になった
ザリガニの目を通して、フータの家族の優しさが
伝わってくる。
初めは割り箸でつままれ、殻すらも割り箸を
通しでだったのが、最後の時はきちんと
「手」で掴んでくれたところにこの家族の
バルタンに対する気持ちが現れていると思う。
家族には面と向かって言えない悩みを
バルタンにだけは独り言として話し、
バルタンも「人間って大変だよな〜」と
同情するからこそ、3人が行った後は
しばらく「粗食」で過ごす覚悟のうえで
TDLに行った時に泥棒が侵入しようとするのを
阻止した挙句、水槽から飛び出し命を落とした
バルタン。
また、そのバルタンの行動を瞬時に理解して
泣く家族もいい、と思った。
実際にはありえないんだけどね。
でも、ペットって案外人間の愚かな姿を
冷静な目で見ているのかもしれない。
全て関連の無い、純粋な短編集。
表題の「モノレールねこ」はでぶっちょ猫に
首輪がついたのが縁で文通する話。
タカキの正体はすぐにわかったけど
サトルにはわからないものかな?
一番ラストの「バルタン最後の日」が
一番好きだった。
何気なく捕まえられて、飼われる事になった
ザリガニの目を通して、フータの家族の優しさが
伝わってくる。
初めは割り箸でつままれ、殻すらも割り箸を
通しでだったのが、最後の時はきちんと
「手」で掴んでくれたところにこの家族の
バルタンに対する気持ちが現れていると思う。
家族には面と向かって言えない悩みを
バルタンにだけは独り言として話し、
バルタンも「人間って大変だよな〜」と
同情するからこそ、3人が行った後は
しばらく「粗食」で過ごす覚悟のうえで
TDLに行った時に泥棒が侵入しようとするのを
阻止した挙句、水槽から飛び出し命を落とした
バルタン。
また、そのバルタンの行動を瞬時に理解して
泣く家族もいい、と思った。
実際にはありえないんだけどね。
でも、ペットって案外人間の愚かな姿を
冷静な目で見ているのかもしれない。
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