ISBN:4584189749 単行本 リクナビNEXT編集部 ベストセラーズ 2006/11 ¥1,400

転職サイトに書き込まれた「相談ごと」を
その道のプロ(?)が回答。
にしては、「これこれの理由で転職したい」
に対して女性社長が回答したときは
「なに、甘えてるのよ。あんたがウチの社員だったら
即、首よ!!」的な意見がモロに透けていて。

一方俳優や漫画家だと「転職を何回も繰り返して
いつか天職をみつけれたらいいね」みたいな
楽観主義が漂っている。
まあ、本人達はこの時点で「成功」しているから
だろうけど。
経営者はここで「良し!」という満足はないんだろうなあ…
どこまでも、「発展」させ「拡大」して利益を
挙げる事を念頭に置いているからだろうなあ…

読んでいて「雇用される側」と「雇用する側」という
相反する立場の物がいくら説得、叱ってみても
感じているポイントが微妙にずれているな…と
思った次第。

むしろ転職が成功した人にアドバイスをもらうのが
妥当では?

あと、派遣の本では「経理」と「営業」は
紹介予約派遣が多い職種とあるわりに
転職希望者が相談しているのもこの2種。

あと大手企業の総務の人が
「このままでは点のシゴトしかできず
スキルアップを望めない」と愚痴るのに対して
小さい企業が「リストラで人がいないから
仕事倍増で倒れそう」など
お互い自分達の「無いものねだり」的相談が多い。

お互いに適材適所に配置、採用されたら
言うことないのにね。

どっちに転んでも私が満足しそうな
会社は無い、ってことだけは
解った次第。

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