透明な一日

2007年10月28日 読書
ISBN:4048731718 単行本 北川 歩実 角川書店 1999/08 ¥1,785

もっと推理小説っぽいと思って
借りたんですけど。
どっちかって言うと、医学をベースにした
論文にサスペンス要素を盛り込んだだけ、って感じ。
「博士の愛した…」同様、記憶が数時間保てない、
という人が登場するだけで「複雑感」があるものの
なんか微妙に読みずらい。

そもそも主人公とその恋人は「妊娠」している
関係なのに、二人のやり取りが全然「しっくり」
こない。
よそよそしすぎる。
まるで知り合って間もない出来立てほやほやの
恋人のよう。
そんなに相手のことを理解してなくて、結婚するんですか?
お互い大学生の身の上で????と。

子供が本当に大切なのか?
学業と両立する為に19歳で妊娠して生もうとする
その感覚がどうしても理解できない。
研究を中断するのが嫌だから、
若いうちに産んでしまおうなんて。

正直、納得しにくい内容でした。

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