ISBN:4103033517 単行本 桂 望実 新潮社 2007/06 ¥1,365

自分がいきなり視力を失ったら…
その半年後、母親が事故で急死したら…
そして、父親まで失踪してしまったら…

次々不幸が襲ってくるんだけど
妹の人物設定が「冷静」な分
障害も段々受け入れていけるようになるのかな、と。
また、実の兄であっても眼が見えていたときは
「性格が合わない」の一言で片付けていたのが
実は怒りが前に進むタイプの人間だったのか、
って意外な面が見えてきたり…

視力を通しては「見えないけど」
今まで見えなかった「心」が見えるようになる。
それは「成長」なんだろうか?

それにしてもお父さんは何で失踪したんだろう??

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