37歳を「ガール」と評するには
どうかと思いますが、
こんな風に頑張って仕事してる女系の本を
読むと20年前の自分と重ねてすこ~~し
切ないような、そして「今」を
考えさせられてしまいます。

柴田さんは日常のほんの些細なことを
うま~~くミステリー仕立てにして
展開するのが上手い。
そして現在の「労働」や「派遣」なども
時事を上手く切り取っているし。
頭のいい人、というか
情報の引き出しが半端じゃないんだろうな。

もし自分がCADの仕事を続けていたら…とか
専業主婦の今と比べたら…とか「もし」の世界は
誰でもあると思う。

もう一人の登場人物にしても
「日本で仕事したくない」と海外で仕事しているものの
正社員にはなれなくて悶々としている描写にも経験があり、
2週間とはいえイギリスに「留学して」、
日本の大学生に囲まれて
「なんだ、私、必死に仕事しているのばかみたい」と
帰国後、きっちり定時で帰宅するようになり
その後、めでたく数ヶ月で結婚退職できるなんて
夢にも思わなかったし。
誰でも一度は「海外に逃げ出したい」って
思うのかも。

「派遣」も自分のときとは本当に様変わりしていて
「そっか~~そんなに就職するの大変なんだな~」と
時代の感覚にショックを覚えつつも
その一方で「どうして 雇って貰いたい
って考えるのだろう。
どうして、自分が 雇う側に なろうと思わないのか。
同じ大学に行っている時間が有れば
起業する資格、取っちゃうなり
人脈広げるなりしたらいいのにな」って
思う。

無謀かもしれないけど、
若いんだから、
体力あるんだから、
失うものは少ないんだから、
どんどん「自分の可能性」に
挑戦したらいい、と私は思う。

世界で仕事したいから大手の商社、
に希望したところで、自分のことで
精一杯の上司の下で
費用削減のため、現地雇いの人のコーディネーター
するのがせいぜいなのでは?とすら思うし。 

ネットなら簡単に世界で活躍できるのにね。

若いんだから「安定」とか「無難」なことばかりで
満足してないで、もっと「挑戦」することに
チカラを入れてほしいなあ。

    …と、まだ起業していないのに
すっかり「成功した経営者」の気持ちだけは
十分理解している「無職」のオイラからの意見でした。

多分、企業面接で「こんなに熱い思い」を
ぶちまけてくれる人がいたらオイラは即採用
しますけどね。
「自分は何がしたい、やってみたい。
そうするためには自分はどんな風に行動するか」
きっちり熱く語って欲しいです。
ついでにびっちり「数字」でも表してくれたら
いいんですけどね。納得しやすいように。

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