野ブタ。をプロデュース (河出文庫)

これまた「題名」で
目を引くタイプですな。

第一印象で目を引く、
それが勝因に導く！ってとこですかね？

さて、前半はとてもスピーディな
文章力で思いっきり引っ張ってくれます。
最近の高校生の会話と言うものは
こんなに「元気」なんだろうか…と
長男がこんなパワフルな高校生活を
送っているのとは想像しがたいが。

読後感に浮かんだのは
１、このラストは受け付けません。
　　それは「逃げ」ではないですか？
２、絵本の「泣いた赤鬼」がベースですか？
　　って思ったこと。
３、現代の高校生はここまで同級生、他人の
　　目というか評価を気にして生きなければ
　　いけないのか、気の毒に。って思った。

何でもっとありのままの自分を
表現しないのか？
そこまで毎日「仮面（主人公は「着ぐるみ」と
表現）」を被ってまで人と接しないとだめなのか。
そんなに他人と一緒、同一化を望むのか。
群れないとやっぱり学生生活はつらいんだろうなあ…

いや～～おばさんになって良かったよ。
とはいえ、同世代でも学校行事の度に
待ち合わせたり、連絡取り合っている
種族も多いけど。
説明ぐらい一人で聞けるようになろうね。
40も超えて、そんなに一人が不安か？
交わらない異種族を排他して楽しいか？
個性を個性と取れないお前らは
外国に行くと友達できねーぞ。
って、一人で行くことなんてできないか。
お手て繋いでパック旅行＋兼乗員付きじゃないと
参加しないもんね。

あ～～、感想から攻撃に変わってしまった。

自己プロデュースしないといけない世の中なんですね…