なんていいますか…
「美人」について語るには
やっぱり 文章力はもちろんのこと、
文章にも気品が必要である
ということを証明してくれる本です。

例えば先日読んだ、エレガンス緋紗子にしろ
ちょっとタカビー目線のアサノヒロコにしろ
「美しい」を語るには自分の生き方に誇りと
背筋を伸ばした感が漂うのに…
この人の文章と来たら

引用しようとしたけど、抜粋するのも
面倒だ。
まあ、27,8歳のときに書いた文章なので
軽妙、軽薄、勢いで書いたのかもしれないけれど
(多分年をとってから読み返したら
本人が赤面モノだと思う)
あとがきにも書いてある通り
「苦手な文章…しかもエッセイ」なので
文章じゃなくて漫画を主流にしたら
もう少しマシだったかも。

確かに話し言葉で書いてあるから
文章に勢いはあるけど、なんか受け入れられない。
この本は図書館で「寄贈」の分類だったのは
多分買った人も読んで「びじんになるには…」的
ヒントを貰おうと思って買ったのに
完全に肩透かし、って思ったからでは。

この本を読んで美人にはなれません。
ただ、
キレイな人と言うのはキレイなものを
見つけて、見つめて心の中をキレイなもので
満たすのだわ…


あんまり顔自体が美人!
というのじゃないけれど、美しい人って
多分、美しいものズキで美しいもの
反応回路がガンガン使われてて
毎日「ああ、美しい雲、美しい昼下がり」
っておもったりしてんじゃない?
そんでもって私のよーにおもろいものの
反応回路全開で毎日を送っている人は
面白げな風情になってしまうのではないか、
とそう結論づけるわけなんです


美しいは一日ではならず。
心の持ち方、キレイなものに対する感性
そして美しい文章と美しい話し言葉。
品のある生活ってことですね。

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