2005年発行

今まで読んでいた本とは違い
化粧品自身の流行の移り変わりや
百貨店における化粧品会社の力関係などの
裏話や、
一時代の流行商品などが書いてあって
真剣にコスメを研究中(?)の今なら
「なるほどな~~~」と。

化粧品は体に悪い!とは絶対に書いておらず
「中味がとうのこうの」じゃなくて
「女にとってコスメとは?」的な立場かな。

ところで女性誌などでその商品を絶対に悪く
書かない理由がわかった。
斉藤薫の発言を読むと、
その理由が良くわかる。彼女の著書の中で
「なぜ、悪口を書かないか…それは
悪口を言うと化粧品は効かなくなるからです」
「化粧品そのものを疑えば、実質的な成分に
よる効果おも台無しにしかねない。
化粧品は、 心に塗って
肌に効かせるクスリ
なんだと思うのだ。
だから、私たちはまず、飛びぬけて良い化粧品を
選び、そして「どう良かったのか?」に
言葉を尽くす」
「いつも前向き、いつも元気、いつも幸せ。
これは化粧品を2倍効かせる最大のコツ」


化粧品はただ肌につけるだけの物質ではなく
心理面に多大な影響を及ぼすものであるから
「添加物うんぬん」よりも「より自分に合うものを…」と
コスメジプシー寸前まで行ってしまうのかもしれない。
それは化粧しない男には絶対に分からない心理。
なので「男の感覚」で経営すると多分痛い目に
合うんではないでしょうか?

とはいえ、20年間同じ化粧品会社しか
使用してこなかった私は「化粧するのが楽しい」って
思いながらしたことなかったな…
社会人として最低のマナーぐらいの位置だった。
だから女子力上がらずに今日に至るのかもしれない…

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