まさにドンぴしゃりの本で、
内容も「私に取材に来られました?」と
言いたくなるぐらいのシンクロぶり!

アラフォーの分類として
1.「元祖アラフォー」の均等世代。現在43才
から45歳。
2.均等世代に引っ張られ、バブル時代の
享楽的な部分をもっとも享受して来た真性アラフォーの
「バブル世代」(43歳~)。
3.アラフォーの最年少ライン(37歳~ )である、
「就職氷河期世代」。この世代は社会に出る前に
バブルが崩壊し、何かと苦労するはめになって
リアリストの面が強い。

短大を卒業して思い出すこと、20年前…遠い目
雇用機会均等法なるわけの分からないものに
振り回され、業種によっては「男女平等=重労働」で
別の業種は「お嬢さん=花嫁候補」であり
会社の受け入れ態勢によって思いっきり
振り回されたんだああ…それも私だけでなく
ここに取り上げられている多くの同世代者が
そうだったんだ…と仲間を得た気持ちになった。

何をやっても満足できないのはこの世代の特徴、
言い換えれば社会の受け皿がちゃんと整っていなくて
疲れきった挙句結婚也に逃げちゃったから
「達成感」が満たされていない。
ので、自分探しに必死になるし
達成感=私個人であることに満足するまで
追求をやめない。満足感を得るまで彷徨うわけで。

今のアラフォーには「前例」がいないので
常に先人を斬って、行動することになる。
(また、そういうように他者からは見られてしまう)
振り返れば自分が初めについたCADという仕事も
今でこそ定着しているけど、当時合コンに行っても
「CAD??」って感じでそれよりも総務に勤める
友人の方が男どもには受けが良かったな。

「好きなことをしたいと思っても、
気に入るような会社の受け皿は少なく、
何か目指したいものがあっても、
時間が制限される以上、実現には根性がいる。
夫がダメだといったり嫌な顔をするなど
理由があると状況に不満があっても
「夫が嫌がるし、しょうがないな」と理由がある
分あきらめがつく。だが、好きにしていい、
と言う自由な状態でうまく行かなかったり
道が開けないなど、自分のイライラが
さらにつのるという訳だ。
パートにでる、就職する、起業する、
資格を取り独立、フリーランスの仕事をする、
など主婦から何かになろうとした時の選択肢は
今や沢山ある。だからと言って思い通りに
なるわけではない。その時の失望やたまらない気持ち
は、選択肢が無かった時には考えられぬほど
つらく悲しい。選択肢があるということは、
実はとても罪作りだ。


みんな色々挑戦しては失望して
でも、またトライして。
そのパワフルぶりが他者から見たら
「満足できない」とか「わがままだ」とかに
写ってしまうのだけれど。

『STORY』の編集長、
山本由紀さんに聞いてみた。
「40代中盤までの女性は本当にあれこれやる
元気があるけれど、それと同じことを40代後半に
なってもやっていると、正直疲れ果ててしまう。
だから40代中盤までにあれこれと挑戦することは
終わらせて、そのあとは自分のしたいことや
背負ってきたものをある程度そぎ落とす。
そして、より良い50代に向け、
セレクトしたことを頑張っていく、というのが
いいのではないでしょうか?
何をすべきかをちゃんと考えないと
40代はあっという間に終わっちゃうから
気をつけないと。」


今後3年間はぼけら~~と仕事せずに
講座通いなりをしようかな~~と
ぼけら~~と思っていたけれど
もっと、真剣に3年間を使わないと
充実した50代を迎えれそうに無いようです。

来年の一月以降、だめもとで、バンバン「
おもしろそう」のアンテナに引っかかったものに
挑戦しようかな、と読み終わった後、思ったのでした。

コメント