メディア・セックス幻想―AVにつくられる女と男の性文化

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１９９４年初版

プロローグ　なぜ、フェミニストがＡＶに取り組んだか
１章　造られたセックス・ファンタジー
２章　ＡＶはこうして製作される
３章　エクスタシーの追求者たち
４章　セックスは人格と切りはなせるか
エピローグ　ＡＶ無視から公開討論へ


正直、読んだからってどうよ？の内容。
１０年一昔とはよくいったもので
今じゃふつーの高校生が金欲しさに
自分たちの下着から下半身の写真まで
売っているじだいなんだから、ＡＶが
犯罪の温存とか言われてもさあ…って感じ。
いや、１０年前だったらそれこそプロダクションが
嘘ついて素人をビデオ出演させていたのに対して
今じゃ「芸能人になるステップ」と割り切って
自ら出演しているって聞くし。
まあ、本書の中でも「どの業界にも器というものが
あるわけです。」とＡＶ男優で有名な鷹さんですら
そうおっしゃる。
ちなみに男優の職業病として毎回射精を強いられている
結果、「女性を妊娠させる能力はない」と医者に
言われたそうだ。つまり、精液検査で精子の
量が足りない（薄い）と言われたそうだ。（本文引用）

いろんな女優さんと「やれる」代わりに
自分の子供を持てないってのもなあ…
その他大勢の顔も見たことの無い男が「抜く」ため
にだけに存在しているＡＶ男優かあ…哀れやのお～

息子たちにＡＶを見るな、とは言わない。
溜まって、何の関係も無い女性を襲うような
事になるぐらいなら、ＡＶで抜け！と言うしかない。
その延長で、エロゲームにはまるのは勘弁して欲しい。

ＡＶやゲームは男どもの「空想」である、
という概念を忘れないでそれらを
活用して欲しい、と思う。
道具の使い方を間違えないで欲しい。
顔射が全ての女性にとって「好ましい」もので
あるなんて変な刷り込みはしないで欲しい。
ので、やっぱりＡＶ初心者用に「これは
現実世界でやっちゃうと、女の子にきらわれちゃうよ」
っていう一言を入れるとか
もっと言うなら、エログロハードな
ＡＶだけじゃなく、きちんとしたセックス指南ＡＶを
作ってほしい。
こっちは願望編、こっちは実践編みたいにね。

愛があってこそのセックスだよ、って
ちゃんと伝えるにはやっぱり親が普段から
セックスしているのを子どもに見せるべきでしょう仲良くしている姿を見せるべきでしょう。