2004年発行
正直この 程度本が直木賞受賞?って感じ。
宮部ならもっとミステリー仕立てに一気にもっていくし、
唯川さんならもっとぱっきり働く女VS専業主婦の書き分けをするだろうし。
なんていうのかな、この作者の書く登場人物はよく言えば
「まじめ」で悪く言えば「性格が暗い」。
ので、わりと良くも悪くも性格がはっきりした主人公を好む私としては「なんだかなあ…暗いよな。てか、自我がないんですかい?」って感じ。
あと、「過去を振り返る」パターンが多いのよ。
過去振り返って楽しいか?????????
確かに「過去」があるから「今」がある。でも、振り返ってみたところでどうなるわけでもない。経験として未来につなげるしか方法は無いんだけど。成長していく…というストーリーの割に、多分過去の遺物をいじくりまわして終わり、っぽい。
あと、この感想を書くにあたって邪道ながら他人さんの感想を読んでみた。
概ね好評。しかも高校時代のエピソードがうらやましいって…あんたらどんだけ暗い学生時代=表面的な友人関係をしててん?って思う。
通学する時はAグループ、学校に居る時はBグループ、放課後はCグループって結構使い分けていたような気がする=我が母校の傾向として。
あと、先生は最低の勉強をしていたら何も言わなかったし、
同級生も自分の事に手がいっぱいで他人の動向を気にするようなのも少なかったと思う。(少なくとも私は他人が何をしても気にしてなかった)
ちなみに私に嫌がらせをしたのは高校から5人ぐらい入学した内の外部者の一人。これだからよそもんは…←差別
確かに子どもを保育園に入れて働く妻に対する夫の言動は本書に書かれているのと同じことを私も経験した。
でもね、自分は「公園ジプシー」で4歳の娘が砂場でお友達に声をかけて一緒に遊べないからってそんな理由で保育園に入れるために仕事を探すって言う動機が許せん!(怒)
娘にとって「見本」である母親がイジイジした内向的な性格なんだから、やり方がわからなくて当然。
それに「いらだち」と「自分を重ね合わせ」てしまって自己嫌悪から来る行動の結果だし。
そう、この「いじいじした性格」が本書全編を覆っているので性格の違う人間には嫌悪感をもたらす一冊。
小夜子(さよこ)っていうネーミングからして「上品でおとなしそう」っていうイメージをもたらすし。
現在(小夜子と葵)と高校時代(葵とナナコ)を交互に書いて性格の違いを対比させているけど、私としてはもっとナナコをもっと掘り下げて書いて欲しかった。
「女の友情物語」として大きく括るにしても「友情???」に対する違和感大。
色々書きこみすぎて分散してしまっている気がするんですが。
でも大多数は「共感した」「学生時代にナナコみたいな人にであっていれば」「ラスト、泣いた」なのよね…
確かに会社辞めて子ども産んで閉塞感に悩まされている時に読んだら「あのころに…」ってなるとは思うけど、一段階上のステップに上がった今、読んでも共感はしにくい。
う~~~ん…
正直この
宮部ならもっとミステリー仕立てに一気にもっていくし、
唯川さんならもっとぱっきり働く女VS専業主婦の書き分けをするだろうし。
なんていうのかな、この作者の書く登場人物はよく言えば
「まじめ」で悪く言えば「性格が暗い」。
ので、わりと良くも悪くも性格がはっきりした主人公を好む私としては「なんだかなあ…暗いよな。てか、自我がないんですかい?」って感じ。
あと、「過去を振り返る」パターンが多いのよ。
過去振り返って楽しいか?????????
確かに「過去」があるから「今」がある。でも、振り返ってみたところでどうなるわけでもない。経験として未来につなげるしか方法は無いんだけど。成長していく…というストーリーの割に、多分過去の遺物をいじくりまわして終わり、っぽい。
あと、この感想を書くにあたって邪道ながら他人さんの感想を読んでみた。
概ね好評。しかも高校時代のエピソードがうらやましいって…あんたらどんだけ暗い学生時代=表面的な友人関係をしててん?って思う。
通学する時はAグループ、学校に居る時はBグループ、放課後はCグループって結構使い分けていたような気がする=我が母校の傾向として。
あと、先生は最低の勉強をしていたら何も言わなかったし、
同級生も自分の事に手がいっぱいで他人の動向を気にするようなのも少なかったと思う。(少なくとも私は他人が何をしても気にしてなかった)
ちなみに私に嫌がらせをしたのは高校から5人ぐらい入学した内の外部者の一人。これだからよそもんは…←差別
確かに子どもを保育園に入れて働く妻に対する夫の言動は本書に書かれているのと同じことを私も経験した。
でもね、自分は「公園ジプシー」で4歳の娘が砂場でお友達に声をかけて一緒に遊べないからってそんな理由で保育園に入れるために仕事を探すって言う動機が許せん!(怒)
娘にとって「見本」である母親がイジイジした内向的な性格なんだから、やり方がわからなくて当然。
それに「いらだち」と「自分を重ね合わせ」てしまって自己嫌悪から来る行動の結果だし。
そう、この「いじいじした性格」が本書全編を覆っているので性格の違う人間には嫌悪感をもたらす一冊。
小夜子(さよこ)っていうネーミングからして「上品でおとなしそう」っていうイメージをもたらすし。
現在(小夜子と葵)と高校時代(葵とナナコ)を交互に書いて性格の違いを対比させているけど、私としてはもっとナナコをもっと掘り下げて書いて欲しかった。
「女の友情物語」として大きく括るにしても「友情???」に対する違和感大。
色々書きこみすぎて分散してしまっている気がするんですが。
でも大多数は「共感した」「学生時代にナナコみたいな人にであっていれば」「ラスト、泣いた」なのよね…
確かに会社辞めて子ども産んで閉塞感に悩まされている時に読んだら「あのころに…」ってなるとは思うけど、一段階上のステップに上がった今、読んでも共感はしにくい。
う~~~ん…
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