2004年発行

こちらは先生が夜間高校を辞めて、講演会などの仕事を通じて活動する「日記」風。
「学校」を去らねばならない先生の悔しさと辛さがにじみ出ていて、辛い。

本書後半に「どうしたら僕たちが薬物に手を出さないようになりますか?」の質問に「笑顔だよ」
「どうやって笑顔ってわくの?」
「挨拶と声かけをやってごらん」

この言葉に反応した卒業間近の中3と校長先生。
クラス対抗挨拶コンクールを始めたとか。
一等を取ったクラスにラーメンをおごると。
挨拶を始めた子ども自身もそうだけどそれに乗ってくれた校長先生も捨てたもんじゃない。
こうやって子どもが提案したプランに乗ってくれる教師がいるかいないかで学校生活ってものすごく変わるのではないかと。そんな先生が1人でも増えてくれたら…と思う。

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