これ、一体どういうジャンルになるんだ?と思っていたら写真の帯に「ホラーファンタジー」とある。
でも、全然「怖い」内容ではなくむしろ不可思議な雰囲気を持つ一冊。

出だしがいきなり主人公が恋人にころされて(心中未遂)地面に埋められて、息を吹き返すところから始まると言う…で、地面を掘り返してくれたのが少年のような青年のうな若者。=白兎(はくと)君は見かけは若いがどうも以前主人公と会っているらしい、でも思い出せない。
結果的にこの白兎君の「正体」は固有名詞で出てこないが
多分「闇の使い」「霊魂をあるべき場所に導く者」ぐらい。

…なんか作者無理して「バッテリ×」以上のものを書こうとかそれ以外のジャンルに手あり次第チャレンジしているようだが、やればやるほど「失敗作」だらけになりそう。
例えて言うならアイドル歌手がアイドル以上になりたくていろんなジャンルの歌に挑戦するけれど、歌えば歌うほど元物フアンまで離れて行くようなあんな感じ。

無理して「バッテリ×」ぽくない作品を書くよりも「バッテリ×」に通じる作品を極めた方がいいと思う。
力量はあるのに、作品自体がまとまって無くて「で?一体何がいいたいの?」的な感想も記憶にも残らない作品は読む方の時間とお金(購入した人のみ)の無駄。
もっと、読後感がすっきりした作品をお待ちしております。

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