ものすご~~い語り口と言おうか、文体がやわらか~~くて全く毒がないなあと思っていたら副題に「法話」とある。ああなるほどね。
それにしてもいくら日本人ではないとはいえ,
悟った人と言うものはこんなに優しくて丸い話し方をするうのかあ…読んでいて「癒される」文章ってめったにお目にかからないことを実感する。
日本人でもスピリチュアル系や生き方系の本を読んでいてもどこか「上から目線」的な文体(自分は成功者だ、と言うおごり)であることがこれと比較するとはっきりとする。

さて、長老によると「怒ってはいけない」。怒ると言うことは火に例えられる。
自分の体に火を付けたら触れるものすべてに火をつけることができます。でもその前に何が起こりますか?まず、自分が燃えているのです。このことからわかるように、怒りは何かを破壊する力がありますが、何よりも先に破壊されてしまうのは自分なのです。

例えば脳細胞ですが、特に色々なホルモンを出している場所には、見えないほど小さな器官が沢山あります。小さすぎてすぐには感じませんが、怒りは自分の内臓とホルモン関係の全ての器官を燃やしてしまうのです。一番最初に影響を受けるのは 内臓です。
心臓にしても、肺にしても、腎臓にしても、内臓と言うものは24時間ずっと仕事をしています。
その細胞が怒りによって早く老化してしまって、自分自身が知らないうちにじわじわと病気になっていくのです。
あちこちに痛みが出てきたり、胃潰瘍になったり、内臓全体が癌になったりろ、治りにくい病気になるのです。
怒りの感情をよく起こす文句だらけの人は、病気がちで、他人よりも先に老けてしまいます。
すごく疲れやすかったり、眠れなかったり、病気がちで悩んだりする人は、心に問題があると思った方がいいですね。そう言う人は、怒りの性格をかなり持っているはずです。


ひや~~~下手な占い師よりも当たってるわ!!(爆)

でも凡人はすぐ怒ってしまうから対策として
怒りとは自分の中から生まれるものですから、解決方法は「毒そのもの」を抜くことしかありません。ヴイパッサナー瞑想法でいう「今の瞬間の自分に気づくこと」です。
それが世の中で一番科学的な怒りの毒を抜く方法なのです。
ですから怒りが生まれたら「あっ、怒りだ。怒りだ。これは怒りの感情だ」とすぐに自分で観てください。
怒りそのものを観察し、勉強してみてください。
「今この瞬間、私は気持ちが悪い。これは怒りの感情だ。と言うことは今、私は怒っているんだ」と外に向いている自分の目を、すぐ内に向けてください。

一番大事なことは「自分を観る」、ただそれだけなのです。


これ、実践したらめっちゃ冷静に自分のこと見れるようになるよな。「あ、私今、怒ってるんや」「あ、わたし、今お腹痛いんや」とか。ある意味「血のめぐりが悪い人」的感覚のような…

あと「笑えば怒りは消える」と書いてある。


まずはとにかくよく笑ってください。
笑う瞬間は幸福でもあるし、免疫作用が活性化するし、顔色も美しく健康的になります。
それによく笑う人と言うのはそれだけでみんなに愛されますから、色々な面で幸福になれるのです。
お化粧やおしゃれにはかなりお金がかかってしまうでしょう?笑いさえすればお金を一円も使わずに、楽しく、美しく、幸せになることができるのですよ。



なるほど「苦しい時こそ、笑え!」の精神ですね。


今日から少しずつ「あ、私は今、怒っているんだ」と自覚できるよう、練習を始めたいと思うのですが…
ああ、悟りの道と言うものははるか遠くだよなあ…

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