ブッダ - 大人になる道
2010年8月21日 読書アルボムッレ・スマナサーラ著 2006年発行
ちくまプリマー新書
読者のターゲットを中学生以上に据えて書かれたのだと思うのだけれど、「やさしく」書いたつもりが余計に抽象的な書き方になって分かりにくいように思われた。
あと、著者はスリランカ生まれで「テーラーワーダ仏教」(上座仏教・南伝仏教)と言う仏教で日本の大乗仏教とは少し違う。
テーラワーダは歴史上実在したブッダが説かれた教えを信仰する仏教で「自分たちはお釈迦様の教えを忠実に守ろうと努力しているのだ」と胸を張って言うお国柄らしい。
というわけで、どこの宗教でもありがちだが結局は「うちの宗教が一番、唯一無二さ!」って感じが漂っていて…
実に残念。「怒らないこと」でこの人の文章が好きになったのに。
多分この本を読んで「そうかあ~仏教ってこんなことを勉強すると言うか考える宗教だったんだ~」と理解できる中学生は少ないかと。
正直、なんか歴史的、背景的な事より、どんな質問をどのように返されたかという具体的な文章で書いて欲しかった。
ちくまプリマー新書
読者のターゲットを中学生以上に据えて書かれたのだと思うのだけれど、「やさしく」書いたつもりが余計に抽象的な書き方になって分かりにくいように思われた。
あと、著者はスリランカ生まれで「テーラーワーダ仏教」(上座仏教・南伝仏教)と言う仏教で日本の大乗仏教とは少し違う。
テーラワーダは歴史上実在したブッダが説かれた教えを信仰する仏教で「自分たちはお釈迦様の教えを忠実に守ろうと努力しているのだ」と胸を張って言うお国柄らしい。
というわけで、どこの宗教でもありがちだが結局は「うちの宗教が一番、唯一無二さ!」って感じが漂っていて…
実に残念。「怒らないこと」でこの人の文章が好きになったのに。
多分この本を読んで「そうかあ~仏教ってこんなことを勉強すると言うか考える宗教だったんだ~」と理解できる中学生は少ないかと。
正直、なんか歴史的、背景的な事より、どんな質問をどのように返されたかという具体的な文章で書いて欲しかった。
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