高畠華宵

2010年9月22日 読書
浮世絵を見に行った時に思ったのは
「なんでこんなに 細い目なのに、色っぽいんだろう…」でした。
今はいかに目を大きく見せるかを競っている時代ですが、細くっても十分色気は演出できるのだと言う事を認識しました。
まあ、細い目以上に体の「しな」というか目線などを上手く表現するからこそ第一級の絵師、後世にまで作品が評価される絵師と言うことなんでしょうが。

と言うわけで(?)、こちらの作品も「目」がものすごい色っぽい。
とろんとした目なんですが、「バカ」には見えない。
ここがすごいとこなんだろう。

実は子供会でこんな「目」をした人がいたんですね~
私から見たら「陰気な、なんかあんまりしゃべりたくないタイプの人」だったんですが
多分男の目から見たら何とも魅力的な女に映るんでしょう。

ただの挿絵ではなく、時代のファッションリーダーの役も担っていた彼の作品たち。
今でいうファッション雑誌ですね。
着付けを習ったので余計そう思うのかもしれないけど、着物、帯、羽織、小物の合わせ方が抜群にうまい!!!!
今でも十分通用する着こなし、合わせ方だと思う。

ただ、晩年は貧困に陥ったらしく、甚だ残念。
プロ意識は強かったから、妥協しない点が周囲に理解されなかったのかな。

とは言うものの、彼の作品は弥生美術館に展示されているようなので機会があれば行ってみたいな…

http://www.yayoi-yumeji-museum.jp/

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