遥かなる水の音 村山由佳著
2010年10月11日 読書
簡単に言えば、「2時間スペシャルドラマ 前後編」って感じの作り。
金があって予算とキャストが良いから海外で撮影しました。(例:アマルフ×)ほんでもって、金が無い場合は舞台を北海道から沖縄の離島まで飛行機を使わずに電車、バスを使って目的の為に旅しました、でも可能な話。
まあ本編では「パリからスペインの果てのサハラまで」が舞台ですが。
この人独特の透明感のある文体です。
が、正直登場人物が多いのでは?
そのため、心理が分散されすぎて、結局言いたい事とか読後感の印象が全く無くなります。
3人ぐらいに絞って、その中で「生についての理解」とか
「心のあり方」とかを語った方がより深みが出たと思う。
まあ、前後編に分ける「作り方」を意識したのであれば
浩介の行方不明で「前編終了」ってとこでしょう。
…嫌味な言い方(書き方)してますが、これはこれで面白い本なのだと思う。
でもね。
これよりも、先に読んでしまった桜庭一樹の「私の男」の方が印象が強すぎて、読んだ直後よりもボディブローのようにじわじわと、「ああは書いたものの、二人はあれはあれでよかったのかも…」とか色々考えてしまったんですよ。
清潔な花よりも毒が満載の何気ない花の方が効き目があるというか…(全然、例えになっていない)
禁断の花、って感じでしょうか@私の男
禁断の花を口にしてしまうと、今回の本の様などこか「きれい事」な話を読んでも感動も共感もしない。
帯から何か賞を取ったみたいですが、比べ物にならないな、って気がします。(私の男で直木賞取ったみたい)
金があって予算とキャストが良いから海外で撮影しました。(例:アマルフ×)ほんでもって、金が無い場合は舞台を北海道から沖縄の離島まで飛行機を使わずに電車、バスを使って目的の為に旅しました、でも可能な話。
まあ本編では「パリからスペインの果てのサハラまで」が舞台ですが。
この人独特の透明感のある文体です。
が、正直登場人物が多いのでは?
そのため、心理が分散されすぎて、結局言いたい事とか読後感の印象が全く無くなります。
3人ぐらいに絞って、その中で「生についての理解」とか
「心のあり方」とかを語った方がより深みが出たと思う。
まあ、前後編に分ける「作り方」を意識したのであれば
浩介の行方不明で「前編終了」ってとこでしょう。
…嫌味な言い方(書き方)してますが、これはこれで面白い本なのだと思う。
でもね。
これよりも、先に読んでしまった桜庭一樹の「私の男」の方が印象が強すぎて、読んだ直後よりもボディブローのようにじわじわと、「ああは書いたものの、二人はあれはあれでよかったのかも…」とか色々考えてしまったんですよ。
清潔な花よりも毒が満載の何気ない花の方が効き目があるというか…(全然、例えになっていない)
禁断の花、って感じでしょうか@私の男
禁断の花を口にしてしまうと、今回の本の様などこか「きれい事」な話を読んでも感動も共感もしない。
帯から何か賞を取ったみたいですが、比べ物にならないな、って気がします。(私の男で直木賞取ったみたい)
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