村山由佳著

一言。
「あの~一体いつの時代の話ですか?」

20年前なら分かりますが。
この本でsecond seasonと言うことで
fast seasonは一年に一冊のペースで発行され、10年分が話的には1年と数カ月って…
で、このたびやっと「いたす」事になったわけでして。
これ、少年漫画の小説版的存在だからお約束の主人公が必至の思いで彼女と「その先」に進もうとしたら邪魔が入る、っていうパターンですか??って感じ。

なによりも私は多分、彼女の「かれん」の性格、人物設定が 大嫌いなんだと思う。
一体、いつの時代の女よ?って言いたいと言うより腹が立ってぶん殴りたくなる!!!!
男から見たら「かわいい」「可憐な」「純情な」って思う理想のタイプだと思う。

でも、どこまで「カマトト」ぶってんだよ!!(怒)って
イライラするんだよなあ…女からみたら。
例えば
主人公が首尾よくセックスした翌日、男の方は朝顔を見て
「また今日もしたい…」と言うわけで。
「…だめ?」
「え?」
「だからその…だめかな」
「なにが?」
「つまり _ もう一度、ってこと」
かれんの体が、かっと火照るのがわかった。
「ううん」かれんがあわてた様に首を振る。
「そ、それはいいの。ただ…でも、あのね、正直な事、言ってもいい?」
「もちろん」
「… ちょっと、つらいの」
「え?」
「その、つまり_からだがね。ちょっと…」
「あ…ご、ごめん!」
泡を食って顔を覗き込もうとすると、かれんは恥ずかしがってうつむき、僕の胸に頭のてっぺんをコツンと押し付けてきた。


20年前の少女小説か?って言いそうな描写の連続。
こんな調子で可憐なかれんはどこまでも男にお預けを食わせる。おっとりのんびりな性格は性悪女とも言える。
ちなみに主人公より「年上」20代の半ばでこんな調子。

ここまで女の体や気持ちを重視してくれる男なんて今時いないつーの!!

コメント