ドント・ストップ・ザ・ダンス 柴田よしき著
2010年11月12日 読書
無認可保育園園長兼私立探偵の花咲慎一郎のシリーズ。
ケーキ屋「若草」に新しく入ったパティシエ:内野の身元調査を頼まれた園長先生がまたもや大きな謎に巻き込まれていく…そんなストーリー。
この探偵&園長先生シリーズ好きです。
いつも底辺に「社会の底辺で必死に生きている者」を取り上げてくれていて。
園は行政から切り捨てられた人間が必死になって働く間子供を預かっているけど、それは赤字まみれ。
しかも園長先生は生命保険が担保としてかけられているので裏稼業で稼がないと借金返済ができない。
返済できない=死、というどこまでもシビアな設定。
前回柴田氏の弁護士シリーズを「つまらない」と切って捨てましたが、今回の本と比べると理由がはっきり。
要は弁護士の話は「命をかけて仕事をしていない」から。
顔をぼこぼこに殴られたり、いっつもお金の心配をすることのも無い状態の話では緊張感も何も無い。
しかも園長先生の心にいつもあるのは「子供たちの為」。
今回は「子育て」や「社会の仕組み」について園長先生の目線を通じて訴えている。
今生きているこの状態が、ある位置にいる人間からしたらどれだけ幸せなのかを気付かせてくれる。
ケーキ屋「若草」に新しく入ったパティシエ:内野の身元調査を頼まれた園長先生がまたもや大きな謎に巻き込まれていく…そんなストーリー。
この探偵&園長先生シリーズ好きです。
いつも底辺に「社会の底辺で必死に生きている者」を取り上げてくれていて。
園は行政から切り捨てられた人間が必死になって働く間子供を預かっているけど、それは赤字まみれ。
しかも園長先生は生命保険が担保としてかけられているので裏稼業で稼がないと借金返済ができない。
返済できない=死、というどこまでもシビアな設定。
前回柴田氏の弁護士シリーズを「つまらない」と切って捨てましたが、今回の本と比べると理由がはっきり。
要は弁護士の話は「命をかけて仕事をしていない」から。
顔をぼこぼこに殴られたり、いっつもお金の心配をすることのも無い状態の話では緊張感も何も無い。
しかも園長先生の心にいつもあるのは「子供たちの為」。
今回は「子育て」や「社会の仕組み」について園長先生の目線を通じて訴えている。
今生きているこの状態が、ある位置にいる人間からしたらどれだけ幸せなのかを気付かせてくれる。
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