以前読んだ「下流社会」の著者の本。
まあ、他人さんと自分を比較するのは意味が全くないのですが、とりあえず情報として読みました。

この本は「目次」を読めば本文は読まなくてもOk.
しかも初めの12~13ページで結論を書いてくれている親切さ。

父親の所得が高い
母親の結婚前の所得が高い
父親、母親、祖父の学歴が高い
母親が料理をするのが好きである
父親が土日休みである
成績の良い子が明るく、がんばりやでスポーツ好き
成績の悪い子は消極的でだらしなく、友達が少ない


まあ、経済的に元々恵まれていたら子どももそれなりの恩恵を享受できるのは想像しやすいけれど、それ以上にアンケート結果を見る限り、親特に母親が「現状に満足(夫婦生活、自分の子供の成績)」していたらおおむね上手く行くって感じである。

そりゃ、毎日毎日家計簿を見つめ、ため息をついている人が子供の性格、成績もっと言えば旦那の給料に不満が噴出し「満足」なんていう感想を持つはずが無い。
で、面白い事に元々意欲的な人が専業主婦になってもさらにその能力は生かされボランティアも含め精力的に活動する。学生時代勉強があまり好きでなかった(高卒)母親はソモソモその時点から「意欲的」な取り組みをしていなかったのでその生活態度が子供に影響しているともいえる。

もっと言えば


母親が勉強嫌いで子ども時代の成績も良くなく、学歴が高くなくても父親がまじめできちんとしていて、礼儀正しい場合、子どもの成績は良くなるといえそうである。

とのこと。要はできる子供かそうでないかは「生活習慣」にかかっている。
親の背中を見て子は育つ、ただそれだけの事を書いてある本。

部分部分は「イヤミか?」と言いたくなる個所もあるけれどわが家に当てはめてみるとなるほど、と思える部分もあるので一概に「他人の家の事」と片づけにくい本でもあった。

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