面白いといえばおもしろかったけど、途中でダレたのも事実。
先に「ホルモー六景」を読んでいたのであれがここにつながるのか…と思いつつもやっぱり登場人物の心の動きはちゃんと一冊の本の中で説明するのが筋かと。
でないとえらい展開が「急」かつ「ご都合主義」に映るから。

ところである意味「闇」というかうかがい知れない「京大生」の実態を垣間見ることができる本書はそれはそれで意味があるような気もする。
で、あんな時代がかったしゃべり方、例:「失敬な」とか
「話したまえ」とか今の時代でも使っているのかが知りたいな、と。
変わったしゃべり方を小説の中とはいえさせるの好きだよね、京大卒の作家さんたちって。

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