「鴨川ホルモー」がボイルドエッグ新人賞第4回受賞作品としたらこちらは第3回受賞作品。という、流れでかりた。
ほとんどの人は表紙のイラストで買うなり借りるなりしたのでは?
本作品「コスプレ」を題材にしていて大半がこれのついて説明してくれている。
「で、どういう落ちになるの?」と疲れつつ付き合ったのだけれど、以外にも「コスプレ」」を取り上げることにより
自己のアイディンティティを見つめる話となっている。
コスプレ→自分以外の人になる→平凡な自分ではなく華やかな、もしくは才能のある人間になりたいという願望を衣装にたくし、なりきるという。
若者にありがちな「悩み」かな。
でも、適当に年を取っていくとほとんどの人間が平凡かつ平たく言ったら「つまらん人間」となっていくのだよ。
だから、そんなに悩まずに今しかできないコスプレを楽しみたまえ、とか言って肩を叩いてやりたくなるような…


それよりも(本文の内容そのものよりも)目を引いたのがこれ!
「六甲山はですね、関西随一の心霊スポットなんですよ。
特に日本海側をまわる裏六甲は心霊スポットとして超有名です。(中略)
「その岩って言うのは数ある六甲の怪奇スポットの中でも折り紙付きなんです。
霊山の中でも特に力が集中しているっていうんですか。
そういう「場」らしんですよ。」
「今から行く鷲林寺と神呪寺があるんですけどね、丁度その真ん中に六甲の山頂へと抜ける道が縦貫しているんです。
その道路の途中に件の大岩があるんです。」


ちなみにその岩は「マ×コ岩」(関西三文字)と言われているとか。

知りませんでした。というより、鷲林寺になぜか武田信玄殿のお墓が有ると言う事も。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/japanmystery4989/view/20071112/1195386412
牛女の話も本書に書いてありました。
http://geocities.yahoo.co.jp/gl/japanmystery4989/view/20080107/1210975357

へ~~って感じです。

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