平成18年出版の割にほかの人が借りた形跡のほとんどない(=折り目がなく、表面を削ったかのようなきれいさ)本だな…とおもいつつも「青春俳句」という言葉に惹かれて借りた。

きれいなわけが分かった。
おもしろくなかったから 斜め読み。

構成は北村薫の落語家と女学生の何気ない日常の謎を解き明かしていくあのパターン。(あれはあれであまり好きではないのだが…)
これは俳人と女子高生が謎を相談するパターン。

どうも時代背景が昭和なんだよねえ…
ノスタルジー感たっぷりで「テレフォンカード」とか「書いた小説を編集部に郵送」といった小道具が。
平成なら「携帯電話」であり「メールで送信」でしょう。
なので、私が高校生の時ぐらい?と思うような時代背景。

最近新人賞受賞作ばっかり読んでいたので文章はかなり書きなれた人かと。もしかしてすでに数冊出版しているのかもしれないが、でも面白くないのである。
文章が上手なのに面白くないってなんなんだろう…

まあ、要は無学な人間に対して興味もない「俳句」について滔々と語られてもあんまりありがたみがないってことで。

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