生まれる森 島本理生著
2011年9月2日 読書
2004年発行、書かれたのは2003年で著者が大学在学中に書いたものと思われる。
高校を卒業して人間関係等に変化があったのか本書では他人との関わりも閉鎖的なものが少し減り、自分から関わろうとする姿勢が見られる。
が、どうも恋愛小説の様で恋愛ではない気がする。
著者が「男性」を求めているのではなく「父親」的な存在の
「代わり」を求めているようにしか感じられない。
それは一作目から10代後半の男子と付き合っている描写をしているのに妙にお行儀のいい、口調も穏やかな好男子ばかり。
しかも主人公の女の子を「あなた」と呼ぶ話などは
もう勃たなくなった年齢の男性が頭に浮かぶほどだった。
親に埋めてもらえなかった悲しみを付き合う男性に埋めてもらおうとしているような描写ばかりで。
これが著者の言うところの『自分自身の中にある恋愛のイメージがもっとも強く反映された作品になった』というのであれば
年上の男性とばかり関係を持つ話ばかりになりそうだ。
絶対に年下、同級生はありえないだろうな。
なんか感覚が少し歪んでいる気がする。
「健全な発育」をしなかった、少し病んでいる作家さん、そんなイメージを持ってしまった。
高校を卒業して人間関係等に変化があったのか本書では他人との関わりも閉鎖的なものが少し減り、自分から関わろうとする姿勢が見られる。
が、どうも恋愛小説の様で恋愛ではない気がする。
著者が「男性」を求めているのではなく「父親」的な存在の
「代わり」を求めているようにしか感じられない。
それは一作目から10代後半の男子と付き合っている描写をしているのに妙にお行儀のいい、口調も穏やかな好男子ばかり。
しかも主人公の女の子を「あなた」と呼ぶ話などは
もう勃たなくなった年齢の男性が頭に浮かぶほどだった。
親に埋めてもらえなかった悲しみを付き合う男性に埋めてもらおうとしているような描写ばかりで。
これが著者の言うところの『自分自身の中にある恋愛のイメージがもっとも強く反映された作品になった』というのであれば
年上の男性とばかり関係を持つ話ばかりになりそうだ。
絶対に年下、同級生はありえないだろうな。
なんか感覚が少し歪んでいる気がする。
「健全な発育」をしなかった、少し病んでいる作家さん、そんなイメージを持ってしまった。
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