この作者の作品が気に入ったのでさらに借りてみた。

今回は悩める女子高校生が主人公。
それも第一志望校を落ちて、不本意ながらもしくは経済的な理由など各自それぞれの「もやもや」を秘めたままとりあえずのスクールデイズを送っている。
で、特に有名バイオリニストの娘ながらも音大付属を落ちて普通科しかないこの学校に来た「御木元玲」を中心に全くまとまっていなかったクラスが「ハーモニー」となっていく話。

「本当なら私はあっち側に居たのに…」とどうしても割り切れず今いる環境を受け入れられずに悩み立ち止っている気持ちをきれいな文章でまとめていると思う。
迷いつつもやっぱりこの道を進んで行こう!という一般向けよりも中高生に勧めたい一冊。

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