なんとなく雰囲気が柴田よしきの探偵兼園長さんシリーズに似ている気がした。
こちらは「便利屋」さんですがいろいろと問題を持ち込まれなんとなく「探偵さん」ぽい面倒なことに巻き込まれる…そんな話。

直木賞獲ったそうです。

が、最後の最後まで主人公の多田の抱える問題が明らかにされずに話が進行するので正直イライラしました。
常に奥歯に物が挟まった状態…
また「友達」の行天(ぎょうてん)の性格がもっとつかみにくく(高校時代は無口どころか喋りもしなかったのがものすごくしゃべるように変貌していた)奇妙な言動でよくわからない人物としては面白いのだけれど。

正直面白いコンビの割になんか私的には物足りないというか表現しにくい読後感でした。
突っ込んでいえばこの程度で受賞できたのが不思議…
(発行が文藝春秋だからこの会社の受賞順番だった?)

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