ツヤ髪プログラム

2011年12月17日 読書
この本を誰よりも私の髪を 切り刻んだ美容師に読んでもらいたい。
もっと言えば、多くの美容師に読んでもらい自分は「ただ髪を切るだけの美容師」なのか「必要とされる美容師」なのかをもう一度問い直してもらいたい。そんな本。

縮毛矯正をかけていた髪を思いっきりスカペラに梳かれた現在の髪はここで強く述べられている「艶」が出るスタイルとは言い難い。
事実本文に
毛先をそいで毛の断面が大きくなるシャギーや、髪の長さに段を付けるレイヤーは毛の断面が表面に出ることになり、凸凹ができて艶が出にくくなります。

きちんとカウンセリングしていたら縮毛矯正を利用して重めボブでも行けていたのでは、といまさら言っても仕方ないけど思います。

艶を出すことにより、若く見えるので肌に化粧品を大量に塗りこまなくても簡単にチェンジできる、ということで「艶」にこだわられている模様。言われれば納得。
そしてパーマ剤などで髪が傷むのではなくむしろドライヤーの熱やブラッシングの摩擦の方が髪を傷める、ということで
ものすご~~く丁寧な洗髪方法、ドライヤーの当て方、セットの仕方が写真入りで説明されているので読んでいる時から
「早く頭を洗いたいなあ…」と思いながら読みました。

(このブログのひとつ前の「小顔になるメイク」の時は、全然すぐに実践したいとは思いませんでした。これはやっぱり著者の「言いたいこと」がピンポイントでまとまっているからだと思います)

どんな髪質に合うシャンプーや市販のヘアカラー剤にまで追及してくれており、あからさまに「市販品はダメ!」と書いてないところに好感が持てます。

もっとこの本に早くに出会っていれば…と思うのが
p100 いいサロン、いい美容師をみつけるには
1、店内に強いパーマ臭がしないか
2、「髪の悩み」を聞いて、アドバイスをしてくれるか
3、普段の髪のお手入れやスタイリングについて聞いてくれるか
4、家に帰った後のブローやスタイリング方法のアドバイスをしてくれるか
5、サロンから帰った後、自分でスタイリングしやすくなったか

そのほか、安すぎるサロンも要注意。
美容師の技術や使用する薬剤がそのままカット代金に反映していると思ってください。


私の場合、2以下全部 アウト!!!!!でしたね。汗
最低やん。

この著者も案外、美容院におけるトラブルを目にすることが多くなったから「まとめ」もしくは「警告」的に(どちらかと言えば同業者に対して)書いたのかもしれません。
髪のトラブルを感じる人にはまずこの本をお勧めします。

コメント