開運離婚 泰葉著

2011年12月25日 読書
泰葉の離婚会見の映像は覚えている。
異様にはしゃいでいる泰葉に対して、くら~いどよ~んとした男三人…そしてバックに金屏風…

この本を先に読んでいて、あの会見を見ていたら感想は全く違ったものになっていただろう。
「がんばれ!そうだ!はじけ飛べ!!!!」と泰葉にエールを送っていただろう。
世の奥さん達を味方につけれたはずの会見が的を得ない感じで終わってしまいむしろ「泰葉って変!」の印象を与えてしまったのはプロデュース不足でしたね、って感じ。

こうやって芸能人だから事後に「告白本」としてその時の気持ちを表す機会があるのに対して一般人にはない。
そしてできることならあの時のあの会見できちんとこの本文に書かれていた「泰葉の本当の気持ち 」を言葉に出して言うべきだったと思う。
どれだけたくさんの共感を得ただろうかと思うと残念でならない。
そして世の手抜き旦那、夫、男連中に「妻は嫁はこんな風に思っているのか…」とわが身を振り返らせるチャンスだったのに…残念でならない。

手抜き夫…
Hが無くてもボディのスキンシップがあれば、言葉のスキンシップがあれば…それだけで我慢できるのに…
尊敬という気持ちのもとに始まった泰葉夫婦。
完璧な夫に尽くすのが当たり前と思っていたのに次第に疲れが出て…緊張というか。このあたりなんて自分の環境と似ているから「そうだよ。もう、ぐっすり眠りたいんだよ」と思いながら読む。
そして結婚19年目にして「もうだめだ」と決断するあたり。
うちも19年目なんだよなあ…やべえ…

一緒にいたら「前向きオーラがなくなった」と実のお母さんに見破られるところも、ちょっと共感。

デビュー曲の「フィラデイチャイナタウン」私も結構好きで特に出だしの迫力あるところなんか。
これがもし結婚生活を続けていたら迫力なんて出せずに歌えないだろうし、吹っ切れたらこそ「何も怖いものなんてなかった16歳に戻れる」と決心できたんだろうなあ。

もし、怖いものなんかなかった16歳に戻れたら…
多くの女性が思うのではないだろうか?
なんで私、こんな疲れた生活を送っているの?
心に潤いも与えてもらえない男と一緒にいるの?
なんで優しい言葉一つかけてもらえないのに一緒にいるの?

旦那(小朝)が嫌う「肩をだした服」をあえて離婚会見で着ることにより「もう、あなたの籠の中の鳥じゃない」という決意だったのかも。
金屏風も「前向きなスタートだから」

リポーターの大半が「男」だったからあんまりいいように報道されなかったのかもしれない。
逆、旦那も弟も同席させずに女だけのリポーターで固めた会見だったらもっと違っていたのかもしれないね。

離婚しても「兄弟仲良くしてます」をアピールしたかったのかもしれないけど。裏目にでちゃった。

というわけで、苦しんでいるのはあなた一人ではない!というメッセージ。

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