ジーン・ワルツ 海堂尊著
2012年2月19日 読書
DNは結構お医者さんが参加されているので下手なことが書けないな…(笑)
さて、本書。
女医を主人公に「不妊治療、代理母、地域医療の崩壊」など女性なら今時のお産事情を知っている方がお得な内容。
読みながら「妊婦さんが救急搬送を断られ続けて亡くなったケースがあったっけ…」と思い出した。
妊婦がいかに「受け入れたくない患者ケース」なのかを思い知らされる。けれど、それを受け入れてくれる地域の産婦人科医が逮捕されたという何とも言えない背景が描かれ「お産ってだれでもできる」と言う認識をきれいに覆してくれる。
本書でケース的に取りあげれられた妊婦も
自然妊娠組
1、20歳中絶に来て、ビデオを見せられ妊娠継続を希望するも、奇形を持っていることがわかる。
2、2人目妊娠。けれどここも出産直後に死亡する奇形を持っていることがわかる。
人工授精組
3、不妊治療5年。やっと授かる。
4、55歳にて人工授精経過観察。
設定として自然分娩妊婦の子供が奇形で、人工授精組の子供は何ら問題なく帝王切開で生まれる。
自分も帝王切開組なので、これを読むと「ああ、運がよかったんだな」と思うぐらい出産って命がけな作業だったんだな、と。
出てきた結果がどんなに
ぼんくらのんびりした子供でも。
そうか、ぼんくら 長男も細胞の中ではエリートだったんだ!!
こんな風に小説を通して、現代の医療問題等を教えてもらい知ることができる。書くために生まれてきたお医者さん作家だなと思った。
さて、本書。
女医を主人公に「不妊治療、代理母、地域医療の崩壊」など女性なら今時のお産事情を知っている方がお得な内容。
読みながら「妊婦さんが救急搬送を断られ続けて亡くなったケースがあったっけ…」と思い出した。
妊婦がいかに「受け入れたくない患者ケース」なのかを思い知らされる。けれど、それを受け入れてくれる地域の産婦人科医が逮捕されたという何とも言えない背景が描かれ「お産ってだれでもできる」と言う認識をきれいに覆してくれる。
本書でケース的に取りあげれられた妊婦も
自然妊娠組
1、20歳中絶に来て、ビデオを見せられ妊娠継続を希望するも、奇形を持っていることがわかる。
2、2人目妊娠。けれどここも出産直後に死亡する奇形を持っていることがわかる。
人工授精組
3、不妊治療5年。やっと授かる。
4、55歳にて人工授精経過観察。
設定として自然分娩妊婦の子供が奇形で、人工授精組の子供は何ら問題なく帝王切開で生まれる。
自分も帝王切開組なので、これを読むと「ああ、運がよかったんだな」と思うぐらい出産って命がけな作業だったんだな、と。
出てきた結果がどんなに
「つまり皆さんはお母さんの中から500分の一、お父さんからは5億分の一の狭き門を突破してきた遺伝子のエリートたちです。」
そうか、
「五体満足で生れ落ちることがどれほどの奇跡か、半年の授業でわかってもらえるとうれしいです。
こんな風に小説を通して、現代の医療問題等を教えてもらい知ることができる。書くために生まれてきたお医者さん作家だなと思った。
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