八日目の蝉 角田光代著
2012年4月25日 読書
小説版はあくまでも希和子とエリナ(←この名前、ピンとこない。別の名前にしてほしかったなあ…)の「心情」を書いている
「私は…思った…」という書き方。
一方、映画はさすがに映画 ということだけあって、全体像を写しつつも表情、視線、しぐさと言った「モノローグ」以外で心情を表している。
しかも「京子と薫」の関係に絞り、他の登場人物をできるだけ排除した結果、
濃い関係がより浮き彫りにされた気がする。
原作のラストがこれであれば、映画もできたら「現在」の希和子とエリナを遠影でも、影でも、擦れ違いでもいいから「会わせて」欲しかった。
全く別々のパーツにしか見えなかった絵が、最後にぴた~~と一枚の絵に仕上がったパズルのような錯覚を覚えた映画。
読み終わった時も、「家族っていったい何?」と思わずにはいられなかった。
「私は…思った…」という書き方。
一方、映画はさすがに映画 ということだけあって、全体像を写しつつも表情、視線、しぐさと言った「モノローグ」以外で心情を表している。
しかも「京子と薫」の関係に絞り、他の登場人物をできるだけ排除した結果、
濃い関係がより浮き彫りにされた気がする。
原作のラストがこれであれば、映画もできたら「現在」の希和子とエリナを遠影でも、影でも、擦れ違いでもいいから「会わせて」欲しかった。
全く別々のパーツにしか見えなかった絵が、最後にぴた~~と一枚の絵に仕上がったパズルのような錯覚を覚えた映画。
読み終わった時も、「家族っていったい何?」と思わずにはいられなかった。
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