クジラの彼 有川浩著
2012年5月8日 読書
自衛隊ベタ甘短編集
一遍目の『クジラの彼』は先日読んだ「海の底」の冬原君の恋愛話。
四編目の『有能な彼女』は同じく『海の底』の夏木さんと望ちゃんの話。
そして六編目の『ファイターパイロットの君』は『空の中』の高巳とミキさんの話。
本編ではどっちも恋愛とはほど遠い話だったので切り離して見てみるとそれぞれの性格が恋愛にも出ていて面白い。
特に艦の中ではかっこよかった夏木さんが丘の上ではボロボロの「クジラ」振りがかわいそうなほどだった。
それにしても望ちゃん。確かに、彼女にするにはちょっと「うっとうしい」というか「重い」というか「しつこい」というか…
普通の体力の人ではもちませんな。いくら美人でも。
こうやって自衛隊の人も恋愛に関しては「普通の人」なのは良くわかったけど
ある意味付き合うのも大変そうだ。特に潜水艦乗りの人は。
無理だ。
ぜ~~~~~たいに私には無理だ。
自衛官の奥さん。
いや、それになる以前の「彼女」の存在も無理だ。
きついでそれ。
やっぱりそんなヘタレな彼女を持った場合の対処法も書かれておりそれが五編目の『脱柵エレジー』で紹介されている。
国語辞書にも載っていない「脱柵」とは言い換えたら「脱走」の事だそうで。
要は「会いたいの!!!!」「待っていてくれ!!!!」で、脱走…
捕まってさらに半年外出禁止令のお仕置きが待っているという…
その半年のうちに相手から「さよ~~なら~~」と言われると言う…
ああ、十分にあり得るな。だって、待てないんだも~~ん。
隊内で見つけたら見つけたで相手が遠方へ派遣されて破局もあるし。
結婚するとしても隊を辞めないと一緒にいられないし、とそれはそれで難しい問題があるようで。
ああ、一般人と結婚できて良かったな、と素直に思った次第。
一遍目の『クジラの彼』は先日読んだ「海の底」の冬原君の恋愛話。
四編目の『有能な彼女』は同じく『海の底』の夏木さんと望ちゃんの話。
そして六編目の『ファイターパイロットの君』は『空の中』の高巳とミキさんの話。
本編ではどっちも恋愛とはほど遠い話だったので切り離して見てみるとそれぞれの性格が恋愛にも出ていて面白い。
特に艦の中ではかっこよかった夏木さんが丘の上ではボロボロの「クジラ」振りがかわいそうなほどだった。
それにしても望ちゃん。確かに、彼女にするにはちょっと「うっとうしい」というか「重い」というか「しつこい」というか…
普通の体力の人ではもちませんな。いくら美人でも。
こうやって自衛隊の人も恋愛に関しては「普通の人」なのは良くわかったけど
ある意味付き合うのも大変そうだ。特に潜水艦乗りの人は。
潜水艦の航海スケジュールは丸ごと防衛機密で、出航日も期間も寄港予定も部外秘だ。
家族でさえも航海予定は知らされないことが珍しくないそうで、たかが彼女ごときに予定を話せるわけもない。
一度連絡が取れなくなったが最後、次に会えるのはいつなのかわからないのがデフォルトだ。しかも最短一か月から。二か月、三か月が当たり前の世界である。
無理だ。
ぜ~~~~~たいに私には無理だ。
自衛官の奥さん。
いや、それになる以前の「彼女」の存在も無理だ。
きついでそれ。
やっぱりそんなヘタレな彼女を持った場合の対処法も書かれておりそれが五編目の『脱柵エレジー』で紹介されている。
国語辞書にも載っていない「脱柵」とは言い換えたら「脱走」の事だそうで。
要は「会いたいの!!!!」「待っていてくれ!!!!」で、脱走…
捕まってさらに半年外出禁止令のお仕置きが待っているという…
その半年のうちに相手から「さよ~~なら~~」と言われると言う…
ああ、十分にあり得るな。だって、待てないんだも~~ん。
隊内で見つけたら見つけたで相手が遠方へ派遣されて破局もあるし。
結婚するとしても隊を辞めないと一緒にいられないし、とそれはそれで難しい問題があるようで。
ああ、一般人と結婚できて良かったな、と素直に思った次第。
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