全体的に文体が純文学系が多いせいか、12人の作家が書いているのに似たようなニュアンスになっている。しかも主人公が似たタイプ=まじめだが融通がきがず行動力より人をじ~~~~~~っと粘着質系に 観察しているタイプ。
物静かと言えば聞こえはいいが根暗。華やかさに欠ける。頭いいかもしれないけど面白みに欠ける。30代の作家が書く女がこんなタイプばかりだと現実の世界でもそりゃ、干物や負け犬が存在するのも当然かと思えるぐらいつまんない女ばっかりよくもこれだけ集めたな、と。
読んでいてつまんね~な、早く読み終わりたいなと思った一冊。



町が雪白に覆われたなら…狗飼恭子(1974年生)    ☆
モノレールねこ…加納朋子(1966年生)        ☆☆☆☆
賢者のオークション…久美沙織(1959年生)      ☆☆
空の下には…近藤史恵(1969年生)          ☆☆
ルージュ…島村洋子(1964年生)           ☆☆☆☆
シンメトリーライフ…中上紀(1971年生)       ☆
光の毛布…中山可穂(1960年生)           ☆☆☆☆
アメリカを連れて…藤野千夜(1962年生)       ☆
愛は、ダイヤモンドじゃない。…前川麻子(1967年生) ☆
骨片…三浦しをん(1976年生)            ☆☆☆
届いた絵本…光原百合(記載なし)            ☆ 
プリビアス・ライフ…横森理香(1963年生)      ☆

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