ベルセルク(18) / 三浦建太郎
2012年6月12日 読書
次男が1巻から18巻まで借りてきていたので拝借。
一言で言って「殺戮」&「人間VS魔獣(元人間)」。
大半が殺戮シーンなので趣味のいいものではないのですが、読むとなぜか
「悲しみ」というか「哀れな」と言う感情の方が先に来ます。
絵がものすごく迫力があります。手書きの良さがものすごく発揮されていて。
また主人公がよくあるヒーロータイプではなく、たとえば「ケンシロ×」が自分とは関係が無くても助けを求めていたらわが身を顧みず助けるのに対してこちらは「自分で自分を守れない奴は死んでよし!」的な突き放した距離感があります。掲載誌が青年誌っぽいので少年誌とは違ってお約束が無いのかもしれません。
自分のやっていることが正しいのか、間違っているのか。それすらわからなくても進むしかない。そんな人間の愚かさが前面に出ていて。宗教による殺戮もあり自らの欲望を果たすために人間であることすら辞めて。
人間は欲望の為に人を殺すのが本能である、と嫌と言うほど見せつけられる感じ。まさにこのたび起こった「ミナミ通り魔殺人」の本質をよく突いている気がした。
ただ、あまりにも圧倒的なものがあって私のように「憑かれやすい」体質の人間には読み終わってもこの本から受けるダメージがなかなか抜けずかなり引きずるものがあってつらいです。
一言で言って「殺戮」&「人間VS魔獣(元人間)」。
大半が殺戮シーンなので趣味のいいものではないのですが、読むとなぜか
「悲しみ」というか「哀れな」と言う感情の方が先に来ます。
絵がものすごく迫力があります。手書きの良さがものすごく発揮されていて。
また主人公がよくあるヒーロータイプではなく、たとえば「ケンシロ×」が自分とは関係が無くても助けを求めていたらわが身を顧みず助けるのに対してこちらは「自分で自分を守れない奴は死んでよし!」的な突き放した距離感があります。掲載誌が青年誌っぽいので少年誌とは違ってお約束が無いのかもしれません。
自分のやっていることが正しいのか、間違っているのか。それすらわからなくても進むしかない。そんな人間の愚かさが前面に出ていて。宗教による殺戮もあり自らの欲望を果たすために人間であることすら辞めて。
人間は欲望の為に人を殺すのが本能である、と嫌と言うほど見せつけられる感じ。まさにこのたび起こった「ミナミ通り魔殺人」の本質をよく突いている気がした。
ただ、あまりにも圧倒的なものがあって私のように「憑かれやすい」体質の人間には読み終わってもこの本から受けるダメージがなかなか抜けずかなり引きずるものがあってつらいです。
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