小説の棚に複数ありましたので(ブームが去って借りやすくなったということですね)借りてみました。


ビジネスのマネジメントについて書かれている本でありながら、著者は一体
誰を購読ターゲットに絞って出版したのでしょうか? これが最大の謎。

ラノベの様な表紙。
じゃ、ラノベ読者層を引き込むためか?と思いきや文章がまるで下手な翻訳みたいなレベル。ラノベのレベルですら無い。
これだったら「原案=岩崎夏海 ノベライズ=ほにゃらら」として少なくとも
小説を書いたことのある人 にお任せした方が良かったのでは?

文章のまずさの原因として文体のまずさが挙げられる。
文体一致とはいえ、なぜに 過去形なの?

全てのページが「過去形」で書かれているという恐ろしさ。
目をつぶってどのページでもいいのだが…えい!!
切るようになった。みなぎるようになっていた。引き出していった。進化していった。効果を上げれるようになっていった…
一ページ丸々10か所すべて過去形表記。

物事を全て「過去」で語ってそれで勢いがつくと思いますか???
済んでしまったこと、として読む方も淡々と事実を知るだけでそこに「自分たちに当てはめて考えてみよう」と思いますか?
これがこの本の最大の欠点ではないだろうか?

ぶっちゃけなぜあれだけ話題になったのか理解に苦しむ

著者が例の秋元と懇意であるという事がプロフィールに書いてあるので「あ、売り方が巧かったのね」という事はわかる。
要は

商品そのものの価値よりも、売り方を工夫すればどんな
駄作でも収益を上げることができる

という、ドラッガーの理論ではなく、どなたかさんの商法を証明した本ってことですね。
なら、納得ですわ。何も言うことはございません。

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