アントキノイノチ さだまさし著
2012年8月13日 読書
今年一番のお勧めの一冊!
と言っていいほどの感動作!
これ、何か賞取っていないの??
こんなタイプが賞を取れずに「?」な本が賞を取るところに出版社の駆け引きを感じるんですけどねえ…
さておき。
短編集で気に入って数冊さださんの本を予約してこれが届いたわけであって狙ったわけでもないのにここ最近読んだ本とシンクロしているのにびっくり。
『モップガール』が殺人など汚れた部屋を掃除する特殊な掃除屋さんだったのに対して本作は「孤独死や自殺などがあった部屋の引越し屋さん」の話。
やっぱり「におい」とか「虫=ハエ、G」など強烈な描写がありまして…
でもね、掃除屋も引越し屋も「遺体、死体、腐体」は警察や葬儀屋が引き取った後なわけで。
って考えたら死体を運ぶ警察って…すごい仕事やなあ、と。
それ、検死するの?って考えたら、なれないわそんな仕事。
風呂の中で亡くなった人の家を掃除する描写で真っ黒になった水の中(元人間を構成していた物質等が沈んだり浮かんだりしている…汗)に素手で手を突っ込んで栓を抜く!?って思った。
掃除屋さんは防塵マスクに厚手の手袋使用描写だったのに対してこっちはあまりにも無防備だなあ…と。手袋位しましょうよ。頼むから。
って、こんな小さな部分を紹介しても仕方ないんだけど、二部構成(過去と現在)になっていて高校時代の心の傷と現在のこの仕事を通じて「更生」していく話。
今、中高生のいじめによる自殺って多いから
「 死ぬ前にこれを読んでから死になさい 」と言いたい。
この本で書かれている
という、部分。誰だってできたら老いたくないんだけど、長く生きたからこそ「老人」になれるわけで。若くして死んだら「老人」になれない。
当たり前なんだけど、言われてみたらそうだよなあ…と。
それとね主人公のお父さんがいい味出してるの。心の病にかかった息子に
う~~ん。
読書感想を強制的に書かせる中高生の時に読ませたいなあ。
もう、絶対に悩むことなくすらすら感想文を書くことができる一冊。
と言っていいほどの感動作!
これ、何か賞取っていないの??
こんなタイプが賞を取れずに「?」な本が賞を取るところに出版社の駆け引きを感じるんですけどねえ…
さておき。
短編集で気に入って数冊さださんの本を予約してこれが届いたわけであって狙ったわけでもないのにここ最近読んだ本とシンクロしているのにびっくり。
『モップガール』が殺人など汚れた部屋を掃除する特殊な掃除屋さんだったのに対して本作は「孤独死や自殺などがあった部屋の引越し屋さん」の話。
やっぱり「におい」とか「虫=ハエ、G」など強烈な描写がありまして…
でもね、掃除屋も引越し屋も「遺体、死体、腐体」は警察や葬儀屋が引き取った後なわけで。
って考えたら死体を運ぶ警察って…すごい仕事やなあ、と。
それ、検死するの?って考えたら、なれないわそんな仕事。
風呂の中で亡くなった人の家を掃除する描写で真っ黒になった水の中(元人間を構成していた物質等が沈んだり浮かんだりしている…汗)に素手で手を突っ込んで栓を抜く!?って思った。
掃除屋さんは防塵マスクに厚手の手袋使用描写だったのに対してこっちはあまりにも無防備だなあ…と。手袋位しましょうよ。頼むから。
って、こんな小さな部分を紹介しても仕方ないんだけど、二部構成(過去と現在)になっていて高校時代の心の傷と現在のこの仕事を通じて「更生」していく話。
今、中高生のいじめによる自殺って多いから
「 死ぬ前にこれを読んでから死になさい 」と言いたい。
この本で書かれている
「死んだら、老人にはなれないんだよ」
「人は生きたようにしか死ねないよ」
という、部分。誰だってできたら老いたくないんだけど、長く生きたからこそ「老人」になれるわけで。若くして死んだら「老人」になれない。
当たり前なんだけど、言われてみたらそうだよなあ…と。
それとね主人公のお父さんがいい味出してるの。心の病にかかった息子に
「お前にかかった魔法を絶対に解いてやるからなあ」
う~~ん。
読書感想を強制的に書かせる中高生の時に読ませたいなあ。
もう、絶対に悩むことなくすらすら感想文を書くことができる一冊。
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