MOMENT 本多孝好著 2002年発行
2012年8月18日 読書
現代の必殺仕事人はグレーの作業服を着た、掃除夫だった。
あらすじ。完
悪い意味で読みやすくなった。ありふれた文章になったから。
デビュー当初の村上春×に似た文体はそれはそれで新鮮だったけど(独りよがりで、自分の世界しか見えていないところはそっくり)。
手あかが付いたとでもいうのか「一人突っ込み」を取り入れたり
例:
この手の文章、しらけるんだけどなあ…
当たり前のことをわざわざ書いて何がいいんだろう、って。
でも、最近の若いこの本はこの手の「説明」が多い。
読者がよっぽど低能だから説明してやらんといかんのか?
他にも
という、語の使い方。
これ多数使われており、これだけでも今時の子ってまともな「会話」ができないというか、少なくとも80~90年代の小説にはなかった使い方かと。
これだけ今時の子って人と関わりになるの下手と言うか避けているんだろうねえ…
現実の場でこの「は?」って使われたらおばちゃん激怒だぜ!
明らかに変な二人組が他人の病室に入って行って家探ししてもナースステーションに行く素振りどころか、そんな考え微塵もない主人公に「…」。
「関わったら迷惑」感ありありの性格なのに、この著者の登場人物は今までのパターンで「自分の意志で人探しをする気は全くないのに、他人から頼まれて引き受ける」が多い。
優しい、と表現するよりも人に無関心なんだろうなあ…
それこそデビューから一貫して「人と接しているのではなく、自分しか見ていない」人物像が浮き上がる。
本作でやっと最後に「自分以外の人に目を向ける」描写が数行あるだけ「進歩」か?
あらすじ。完
悪い意味で読みやすくなった。ありふれた文章になったから。
デビュー当初の村上春×に似た文体はそれはそれで新鮮だったけど(独りよがりで、自分の世界しか見えていないところはそっくり)。
手あかが付いたとでもいうのか「一人突っ込み」を取り入れたり
例:
「妹を心配する兄貴、ですか?」
第一、普通の兄貴は妹とキスしたりしない
この手の文章、しらけるんだけどなあ…
当たり前のことをわざわざ書いて何がいいんだろう、って。
でも、最近の若いこの本はこの手の「説明」が多い。
他にも
「は?」
という、語の使い方。
これ多数使われており、これだけでも今時の子ってまともな「会話」ができないというか、少なくとも80~90年代の小説にはなかった使い方かと。
これだけ今時の子って人と関わりになるの下手と言うか避けているんだろうねえ…
現実の場でこの「は?」って使われたらおばちゃん激怒だぜ!
明らかに変な二人組が他人の病室に入って行って家探ししてもナースステーションに行く素振りどころか、そんな考え微塵もない主人公に「…」。
「関わったら迷惑」感ありありの性格なのに、この著者の登場人物は今までのパターンで「自分の意志で人探しをする気は全くないのに、他人から頼まれて引き受ける」が多い。
優しい、と表現するよりも人に無関心なんだろうなあ…
それこそデビューから一貫して「人と接しているのではなく、自分しか見ていない」人物像が浮き上がる。
本作でやっと最後に「自分以外の人に目を向ける」描写が数行あるだけ「進歩」か?
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