ブローティガンと彼女の黒いマフラー 川西蘭著
2012年10月9日 読書文体にも時代(流行)があるんだなあ~、と実感した一冊。
そもそも発行が1986年で図書館でもすでに「書庫」預かり状態。
今はバーコードで貸出するのに巻末には手書きの貸し出しカードが付いていて、
見開きには大きなハンコで「(昭和)62.×、×」と日付を押してあるのが時代と言うか昭和のにおいをより一層感じさせる。
短編集と言うのかな?
それにしてはなんというかきれいな絵葉書をポンポンと手渡されるような。
起承転結が無く、起承だけ、もしくは起転と言った感じで「結」が無い。
綺麗な部分だけ手渡されて「どう?」と聞かれても困る。
こういった「軽い」「さわやかな」と言った文体が流行ったんだろうなあ…
去る者は追わず、が「ポーズ」であったのに対して今なら完全に「全く他人に興味が無い」のとは少し違って。
バブル直前のどこか「豊かな」雰囲気が全体を覆っている。
耳触りが良く、楽しくその実、空っぽな雰囲気がよく出ている。
当時がそれが「おしゃれ」なスタイルだったんだけどねえ…
全体がそれだと「で、何が言いたいわけ?」と段々機嫌が悪くなる、一冊。w
カフェバーですもん。
そもそも発行が1986年で図書館でもすでに「書庫」預かり状態。
今はバーコードで貸出するのに巻末には手書きの貸し出しカードが付いていて、
見開きには大きなハンコで「(昭和)62.×、×」と日付を押してあるのが時代と言うか昭和のにおいをより一層感じさせる。
短編集と言うのかな?
それにしてはなんというかきれいな絵葉書をポンポンと手渡されるような。
起承転結が無く、起承だけ、もしくは起転と言った感じで「結」が無い。
綺麗な部分だけ手渡されて「どう?」と聞かれても困る。
こういった「軽い」「さわやかな」と言った文体が流行ったんだろうなあ…
去る者は追わず、が「ポーズ」であったのに対して今なら完全に「全く他人に興味が無い」のとは少し違って。
バブル直前のどこか「豊かな」雰囲気が全体を覆っている。
耳触りが良く、楽しくその実、空っぽな雰囲気がよく出ている。
当時がそれが「おしゃれ」なスタイルだったんだけどねえ…
全体がそれだと「で、何が言いたいわけ?」と段々機嫌が悪くなる、一冊。w
カフェバーですもん。
コメント