「唐傘小風」シリーズ第2弾。
相変わらずの「ノビ×」君的ヘタレの極致の伸吉と凶暴な「ドラエモ×」的存在の小風。

ぶっちゃけ、この作者の本を数冊読んで思うのは
よくもここまで中身の無い本=主義、主張の無い小説を書けるなあ …です。

今回もどこかで読んだ、それも相変わらずアニメからの引用だし…

例えば感想文の為にこの本を読んでも「動物キャラがかわいい」とか「おもしろかった」などたとえ高校生が読んでも小学生が書くような作文しか書けない。
賞を取れるような「主人公と自分を比較して…」とか「この部分に感銘を受けた…」など選考者に「受ける」文章はまず書けない。
と言うより、この本を読んで書けと言われる方が苦痛。

とりあえず読書日記にしているから何か書かねば…と思いながら書いているが
ぶちゃけこの作者の本の感想を書くにあたって
「クソ 時間とカネの無駄」ばかりになり、逆にこのブログを読んだ人が
「あれ、昨日もこの感想だったし…あれ???同じ本?」と言う印象すら与えかねない。というか、もう書きようがない。

褒めるところが無けりゃ、後はけなすしかない。そんな感じ。

素人の文章ですらこれだけ「自分の言いたいこと」を書き散らすのに何でプロがここまで「何もない文章」を書けるんだろう?

質より量
まさに今の出版社業界を表している気がする。
50冊読んで1冊「良かった」「面白かった」「知識が増えた」と思えたらいい方じゃないかな?
ただの時間つぶしの為に読むにはこれぐらいの「からっぽ」振りはいいかもしれないけど、虚無に付き合うのも相当体力を要する。

動物キャラは魅力的に書けているので、いっそのこと動物を主人公に据えて、
人間のキャラを脇役にした方がもう少し「マシ」になるかと思うのだが。

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