こんな風に京都の町の表の面ではなく裏路地にあるような紹介の本を読んでいると、行きたくなる。

が、この本で一番重要なのは巻末。
ねうちモンとはずれモン にあると思う。
そう。
京都人は イケズ である という事を重々肝に銘じた上で京都に行かねばならぬ。

京都人の著者にしてあえてこのことを書かせる京都人の根の深い「イケズ」。
京都オリジナル外れ店というのは

客にイケズする店である

その京イケズの共通点は
「ホンマは田舎もんなんて相手にしとーないんやけど…」と言う態度である。
そしてタチが悪いのはそのお店が老舗、人気店という事で
一瞬お客さんの方が自分が悪いと思わされるところである。


ホンに怖いどすな~

よくマナーを知らない異国人がフィンガーボールの水を飲んだところ、
ホスト側が同じように素知らぬ顔で水を飲む…と言うのがあるけれど
京都のイケズにかかったら冷静な凍るようなまなざしの攻撃に遭うんだろうなあ…
「この田舎もん。顔洗って出直してこい」と。

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