『君たちに明日はない』の第二弾。
そだよね。前回の終わり方あまりにも唐突すぎ。
「え?これで終わり?」と不完全燃焼の塊だったもの。

今回も各業界におけるリストラ推進内容。
その中で表題作になっている「借金取りの王子」は恋愛物としても泣ける話。
多分、女性読者は気に入るのでは?

一方、主人公の恋人である陽子。設定は40代キャリアウーマンだけど、どうしても「かわいげの無い女」にしか感じられず、魅力薄。
女性読者の何割から支持されているのかが知りたいところ。

陽子と対照的なのが主人公の補佐役をしている派遣の20代の女性。
一つ目には彼女の見目がいいこともある。
目鼻立ちが恐ろしく整い、瞳を囲む白目はいつも冴え冴えとしている。額も広く、眉もなだらかな弓なりで、鼻梁も程よく高い。
それらのパーツが程よい間隔を保ってアーモンド型の顔の中に散らばっていてる。いわゆる正統派ゴージャス系の美人だ。
そしてパーツの配置が顔の左右で完璧な対称を保っている。


普通、人間の顔はその左右で目の大きさや眉の跳ね上がり具合、口元の締まり方などが微妙に違うものだ。
歳を経てくるにつれ、そうなる。

だが、彼女は見事なまでに左右が対称だ。

きっと世の中の事で思い悩むことがほとんどないせいだ。
心に負荷がかかっていない。
だからいつまでも子どもの様な表情でいられる。


なんか自分の整顔シンメトリーとシンクロしているような一文。

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