フリマで何気に買った「あみぐるみ」のクマ。
それがいきなりおっさんの声で語りかけ「俺は刑事だ。犯人を捜すのを手伝ってくれ」と言い出したら…

と言う話なのですが、主人公の「和子」=「まったり、ほっこり」をキーワードとした雑貨、カフェを持つのが夢でその手の店でバイトに励むのはいいけどすぐ首になるキャラ。

本文ではさらりと
店長さんに『うちはお客様に和んでもらうのが目的なの。あなたがいるとスタッフの間に妙な緊張感が漂って店の雰囲気にも影響するから辞めてくれないかな』って言われちゃって…
とだけの記述。

でも、読んでいてわかる。細かいの、性格が。
話の途中で多くの人が「あみぐるみ」を「ぬいぐるみ」と言うたびに「編みぐるみです!!!!」と返す。うざ~~~
例えば彼氏だったら初めのうちは「きちんとした性格」と評していたのが次第に
「うっせ~~んだよ。編みぐるみでもぬいぐるみでもクマなら何でも一緒だろ!!いちいち訂正しやがって。このブスが!!怒」ってなって別れを切り出されるタイプだろうなあ…

しかも雑貨にこだわるあまりペンはドイツ製、ノートはフランス製。
こだわる、こだわる。ああ、うっとうしい。欲しいと思ったら一直線!
しかもバイトを首になっているので収入が無くてもカード払い、キャッシングしまくりの金銭感覚の無さに付いていけない私…
言葉尻を捉えて指摘する細かさがあれば、金銭感覚をもっと細かくしろよ!!
って感じで、どうも和子のキャラになじめずに読んだけどラストでは落としどころがあったので、良しとする。

ちなみに旦那に「ねえ、そこに置いてあるぬいぐるみが語りかけてきて、『俺は刑事だ。手伝え』って言って来たらどうする?」と聞いたら開口一番

そんなことは、まず、起こらないと思う
「いや、もしあったとしたらさあ~。それを私に『ぬいぐるみが話しかけて来た』って、言う?」と質問しなおすと。
「言うんとちがうかなあ…」

なんかちょっとだけ嬉しかったりして。
こんな「ありえない現象」を絶対に信じないタイプだからそんなことを他人に話したら「頭おかしくなった?」って思われると考えて言わないとタイプだと思ったから。

私?
そりゃ~~もう嬉しげに「ねえねえ聞いて~~ぬいぐるみが喋って来たん!!
今日はどこそこに張り込みに行って、明日は尾行するから!ご飯は自分で作ってね~~」とか言ってそう。笑
まあ自分の身の危険を感じたらありとあらゆる場所に資料=証拠を残して拉致されても「失踪じゃありません。探してください!」とあらゆるコネを使って警察を旦那に動かしてもらいたいなあ。(成人女性が一人で行方不明になった場合、
よく警察が「家庭に不満でもあったのでは?」と自らの失踪=家出、と決めつけて捜査してくれないとよく聞くので)
もちろんDNにも「今日はどこそこに行ってきます」って残すと思う。笑


個人的には独り言を常につぶやいているタイプなので人形が喋っても全然OKだな。うん。ついでにペットも喋ってくれてOKだな。

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