短編集

「巧い!!!!!!!!!」と思う。心から。
どの作品も読み終わった後にちょっと切なくなったり、悲しくなったりその場に居合わせたかのような気持ちにすらなる。
短編って下手したらただその場の情景をダラダラ書いただけ=小学生の作文になって「で?」「????」な読後感を持つことが多々あるだけにこの本の様にどれを読んでもはずれが無いってのは奇跡かも!

そんな中で一番おもしろかったのが『クジラ見』。
自分も舟に乗っているような気になり、さらにもう笑う、笑う。
大笑い。あはははは~~~あははああああああああ~~~~状態。
多分、次男が「舟、酔うかも。酔い止め買って来てね」と言っていたのを思い出しつつ「奴もこんな目にあっているのかな?ざま~~みろ 」と思ったから余計に楽しかったのかも。

お勧めの一冊。

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