「本文内容よりあとがきが(常識がなさ過ぎて)面白い!」と評価した作家さんの作品。
今回もやってくれちゃってます。ありがとう、愉しめましたよ。
今回の作品は作者曰く
象の墓場=未完もしくは世に出していない作品が引き出しに眠っている
その引出しから発掘した作品が3篇。そして最近書いたもので前回の続きにあたるものが収録されています。

古き時代の作品をそのまま出すには問題なので自分で読み返し、担当に渡した。
つまりありがたい事に、ちゃんと面白く読めたのです。
さらに
それにしてもーテーマやキャラクターはもちろん、小道具の使い方まで今の私が書くものとさして変わらないのには、苦笑しつつ、なるほどと納得しました。人間そう変わるものではないのでしょうね。

けれど実はちゃんと面白かったということが、自分でも多少複雑で、つまり今とは技術的に変わってないんじゃないかとか、長く書いてきた割には、全然うまくなってないんじゃないかとか、微妙に滅入ったりもしました。
で、そんな話を担当編集者の一人のH氏にはなしたところ、

「それはつまり、村山さんの才能は若くして完成していたという事ですよ!」と明るく言ってくれました。
「そうかなあ。とにかく昔と全然変わってなくて、作家として進歩も進化もしていないなあとか思っちゃって…」
「時代の方が村山さんに追いついたってことですよ!」
「あ、そうか。そうなんだ!」
「そうですよ!」





あほか…呆


この人、子供どころか結婚もしてない人かも。
児童作家にしてはあまりにも「今」の子供の現状を知らなさすぎでは?
今時、学校で自分の事を
「私、かわいいでしょ」「私、べんきょうできるの」「私、文章書くの上手なの」なんて口に出して言ったが最後明日からたのし~~「シカト」人生まっしぐら!!!!!おめでと~~~~~!!!
今はただひたすら頭を低くして目立たず、他人と足並みをそろえて「私、普通よ」をアピってナンボ。そのことに気を使いすぎて子供は疲れているの。
人間関係に疲れているの。あなた書く今回の子供の様に直接的ないじめで歩けなくなるとかじゃなくてただ単に「親の代わりに頑張ろうとして頑張りすぎて疲れた」なんて通じないの。

また、子供が浮く原因としてやっぱり母親の行動&性格も反映してくるの。
母親が「うちの子はよくできて~~」なんて堂々と発言したらその場にいたお母さんたちは顔は笑顔でも心中般若になってるって。笑
そしてあっという間に「あのお母さんって…」と一気に情報は伝わって、親子ともどもびみょ~~な位置に立たされるのに。
だから付き合いたくもないママ友関係から一刻も離脱したくてパートとかに逃げる人多数。(パート先でも似たような上下関係に疲れるんだけど)

ちなみに次男が「その本、おもしろい?」と聞いたから
「これはまだましだけど『竜宮』の方は、クソ。あんた世代だったら読めるかもよ?」と貸したら、数ページ読む間もものすごい罵詈雑言。笑
さすが毒男。
「なにこれ?全然テンポ悪いし、「~た」の多用しすぎ。方向性がちっともわからん!」と放棄いたしました。

ラノベにしたら文章はうまい。けれどラノベのようなテンポの良さも無ければストーリがあるわけでもなく。児童文学にしたら中途半端のご都合主義でレベルが低い。どっちつかずの作品。チョイ昔だったら「ティーンズ文庫」で活躍できたかも。(花井愛子の時代)
文章はうまいが、内容は全くなし。あとがきは自画自賛の嵐。
頭の中、お花畑でうらやましいですな。
(1963年生まれだとか…)

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