一言で言って容赦なくバッサリ。
医師が書く美容に関する本。
これが女医さんが書いたのであれば、自身も毎日化粧をするのでもう少し「手加減」して書くであろう所を医師、しかも男性となると身も蓋もなく…
もうぶっちゃけ一冊丸々「どんなに高価な化粧水を使っても、シミは消えませんよ。消えたとしたらそれは元々消える程度のシミでした。土台化粧品の中にそれだけ効果のある成分なんて含まれていないんだから。コラーゲンも食べて肌がプルプルになるなんてこと絶対にないですよ」そんな感じ。

佐伯さんがしつこくローションパックを勧めていましたがあれで美白になることもないし、しわが無くなることもない。ただ、あれは「保湿」をしているだけ。
それ以上も以下でもなく…

大体効果の無い美容をして、何をやってんだか。目を覚ましなさいよ。
それとレーザーでシミを消したところで、その部分 だけが白くなって
他の部分との差が出てくること、わかってやってるんですか?また、細胞を壊すことによって、その細胞が再生されない危険性だってあるのに。
って感じで呆れられ、怒られている感じ…

後は紫外線に当たらない様に日々努力なさいよ。
要は「引きこもって」りゃいいんですけどね。そうすると今度は外にも出ず、動かなくなるから筋肉の低下を起こして歩けなくなりますからね。無理ですね。
極力、紫外線を浴びない努力をして後は保湿。もうそれだけですよ。
ほ・し・つ。 500円の化粧水で十分です。化粧水に美白効果を求めてはいけません。あとは肌にいい生活習慣を送るべき。

と、題名が示すことだけが全てで、一冊丸々しつこく、同じことが繰り返し述べられ書かれている本でした。
ちょっと、ここまで来たらくどい気もしたけど…

まあ、化粧にかける女心が全く分かっていない男性が書いているなあ…って感じ。
昔の化粧品なんて「ボトルのデザイン」「香り」までを含めて「価格」に入っており、その価格の幻想で「これを使ったら美しくなる…」と信じ込ませていただけに。要は「脳」に「これは効く!」と思わせているのにねえ…
真実を語ってどうする。

女性の好物「ダイアモンド」。
女性は「これを付けた私は美しい」と自己陶酔してナンボ。
それをこの医師の様な男性は「たかが鉱物付けて美しくなるわけないだろ」と一刀両断。

化粧神話を根底から崩してますな、この一冊。
「夢が無い」
もう少し、言い方(書き方)は無かったんでしょうかねえ…はあ…
「見える物だけが、真実だ。
根拠のないものを信じているのが信じられない。」の典型ですな。


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