前半まるで建築を学ぶ学生に説明しているかのような内容で、後半は別に「狭小住宅」に限らず家を建てる時の注意、みたいな感じで題名から受ける印象とはかなり違っていて正直期待はずれな内容だった。
と思ったら、作者はどこぞの女子大の教授の肩書だったので、具体例をあげるより大まかな事全体にしか伝えることしかできない人なんだな、と。
むしろ、本書にちょこっと書いているような、例えば「狭小の場合、10年に一回はしないといけない外壁塗装をする場合、足場を組むのが大変なので費用が掛かる」とか「まず、そんな狭小な土地に家を建てることからして、重機が入らず費用が掛かる」的な事をもっと紹介してくれてもいいのに。
終始、大学の講義を聞いているような感覚だった。

ところで本書でもちゃんとこのような文章が P204
捨てる物、捨てない物を整理する

狭小地へ引っ越すなら、滅多に使わない物はいらない物と判断して処分すべきなのです。しかしそうは言っても思い出の品、愛着のある物、などは自分の分身みたいなものですから、捨ててはいけません。
捨てない物の優先順位を付けるという事でしょうか。

さて、絶対捨てねばと決心して作業をし始めると、ある程度時間がたったところで、大胆にあれもこれも捨ててしまう気持ちよさに出会うことができれば話は簡単です。この境地にわけなく到達する人と、なかなか到達できない人とがいます。後者の場合は、人の力を借りてみましょう。
自分の物はなかなか捨てる決心が着かないけれど、人の物はあっさりと言うのが人情です。
ただし、本当に気にかけている物については、いさかいの元になるので、人には頼まない方が無難です。


「境地」ですよ~笑
というか、物を整理しているとだんだん疲れも出てきて「え~~い!これも一気に捨ててしまえ!!」ってなるんですよね~~
両親が亡くなった後、あの一軒家の整理は兄貴に任せるとするか。
150万なんて処理費で済むとは到底思えないし。

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