結婚相手は抽選で 垣谷美雨著
2013年3月13日 読書
これも題名だけで選んだ一冊。
設定が面白いな、と思った。
と言うのも
とまあ、国を挙げてのお見合い大作戦!
ところが、この中で例にとられている女性2人の晩婚化の背景には
「母親」との関係が横たわっていることが書かれている。
一人はアル中で苦労した後、何をするでもなく娘に完全にもたれかかった生活をし、娘は密かに将来母の介護者確保としてしか道は無いのか…と不安。
出来たら母と分かれて暮らしたい、という事からわざわざ施行前に東京に出るという…
わかるなあ…
だって、私も「家を出る」為に結婚を利用しましたから。
ダメで離婚してもあの家から出れたらそれでよし!って真剣思っていたなあ…
もう一人は「母娘一体型」のべったりさん。
彼氏がいたのだけれど施行前に「君たち親子の関係は不気味。僕の仕事を知っている程度ならまだしも、セックスの回数とかそれも最近少ないと言ったことまで話しているなんて…」と振られる。
娘自身、母親に聞かれたから答えただけでそれが「変」なんて思いもしなかった…それどころか母は「私も仕事を続けていたら出世したはず。あなたは結婚しても仕事をしなさい。子供は私が面倒みるから!」と。
子どもを自律させない様な発言をしているけれど祖母から
「あなたは母親と離れて暮らしなさい」とアドバイスを受ける。
祖母から見たら「母」が自立していない&夫とうまく行っていないから娘にしか興味を持てない生活になっている。
娘よりも母親の考え方の方を改めるべきだ、と。
これもわかるなあ…
うちの母親は私べったりになる前に仕事と言う「興味」を持ったからそっちに注意がそれたけれど、もしそうじゃなかったら…
傾向は有ったし。
服は母親の趣味の物。それ以外は買ってもらえず。
母の言うとおりにしか行動できず、だったから。
それが窮屈で私自身も「出たい」と思うようになったんだろうなあ…
男性の例は「振られる回数更新中」タイプだけれど、見合いを通して自分のダメなところを発見しつつある。
まあ、結末はありふれて意外性も無いけれど。
ドラマにでもなりそうだなあ…
設定が面白いな、と思った。
と言うのも
抽選お見合い結婚法が施行されることになった。
対象は25歳から35歳までの男女。抽選方法は本人の年齢プラスマイナス5歳の範囲で無作為。相手が気に入らなければ3人までは断ることができる。
断った場合はテロ対策活動後方部隊に2年間従事。
断られる側に人数制限は無い。
同法を設定した目的を少子化の最大原因とされる、晩婚化を打破するため。
とまあ、国を挙げてのお見合い大作戦!
ところが、この中で例にとられている女性2人の晩婚化の背景には
「母親」との関係が横たわっていることが書かれている。
一人はアル中で苦労した後、何をするでもなく娘に完全にもたれかかった生活をし、娘は密かに将来母の介護者確保としてしか道は無いのか…と不安。
出来たら母と分かれて暮らしたい、という事からわざわざ施行前に東京に出るという…
わかるなあ…
だって、私も「家を出る」為に結婚を利用しましたから。
ダメで離婚してもあの家から出れたらそれでよし!って真剣思っていたなあ…
もう一人は「母娘一体型」のべったりさん。
彼氏がいたのだけれど施行前に「君たち親子の関係は不気味。僕の仕事を知っている程度ならまだしも、セックスの回数とかそれも最近少ないと言ったことまで話しているなんて…」と振られる。
娘自身、母親に聞かれたから答えただけでそれが「変」なんて思いもしなかった…それどころか母は「私も仕事を続けていたら出世したはず。あなたは結婚しても仕事をしなさい。子供は私が面倒みるから!」と。
子どもを自律させない様な発言をしているけれど祖母から
「あなたは母親と離れて暮らしなさい」とアドバイスを受ける。
祖母から見たら「母」が自立していない&夫とうまく行っていないから娘にしか興味を持てない生活になっている。
娘よりも母親の考え方の方を改めるべきだ、と。
これもわかるなあ…
うちの母親は私べったりになる前に仕事と言う「興味」を持ったからそっちに注意がそれたけれど、もしそうじゃなかったら…
傾向は有ったし。
服は母親の趣味の物。それ以外は買ってもらえず。
母の言うとおりにしか行動できず、だったから。
それが窮屈で私自身も「出たい」と思うようになったんだろうなあ…
男性の例は「振られる回数更新中」タイプだけれど、見合いを通して自分のダメなところを発見しつつある。
まあ、結末はありふれて意外性も無いけれど。
ドラマにでもなりそうだなあ…
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